エンド・ツー・エニウェアへ、アイオナがWebサービス戦略発表

2001/11/9

 Javaアプリケーション・サーバ・ベンダの米アイオナテクノロジーズは米国時間11月6日、Webサービス戦略「End 2 Anywhere」と、同戦略を実現するプラットフォームとなる「Orbix E2A」を発表した。

 同社のWebサービスは、XML、SOAP、WSDL、UDDIなどのWebサービス標準技術とされる技術を用いる。CORBA市場で41%という高いシェアを誇る同社は、統合で培ってきた技術を生かし、Webサービスで、簡便で安価な統合、他システムとの容易な接続を実現するという。同社 CEO Barry Morris氏は、「Webサービスは企業が内部の資産を自由に使わせることを可能にする。Webサービスがインテグレーションに占める重要性は、PCのコンピューティングにおける重要性に匹敵するもの」とし、End to Endと比較して、End to Anywhereの重要性が高まると述べている。

 このビジョンを実現するプラットフォームとなるOrbix E2Aは、新規開発用の「Orbix E2A Web Services Integration Platform」と、統合機能中心の「Orbix E2A Application Platform」の2つの製品群に分けられる。

 Web Services Integration Platformは、アプリケーション開発ツールやBtoBなどの統合ツールを含む。Webサービスを中核に捉えることで、各種インテグレーション機能の分かりやすさ、使いやすさを向上させたという。メインフレーム、Windows、COBOL、Javaなどの言語やプラットフォームをサポートし、動的データ交換を安全に実行できるほか、ビジネスプロセス・オートメーションで必要なツールや管理機能を持つ。「Collaborate」「Partner」「XMLBus」の3エディションがある。

 Application Platformは、従来のJavaアプリケーション「iPortal Application Server」を含むアプリケーション・サーバ。CORBA、J2EE、XML、SOAP、DCOMなど各種標準に準拠した。「Enterprise」「Standard」「J2EE」の3エディションがある。

 両製品とも販売開始は12月下旬の予定。

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日本アイオナテクノロジーズ

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