クライアント管理ソフトにWinny対策機能を追加、蒼天

2006/3/21

 蒼天は3月20日、エージェントソフト不要のWindowsクライアント管理ソフト「LogVillage」(73万8000円)に社内使用禁止ソフトを監視して管理者にアラートを送ることができる“プロセス検出機能”を追加したと発表した。ファイル交換ソフト「Winny」経由で発生した一連の情報漏えい事件に対応したもの。2006年4月上旬に出荷する。

 「LogVillage」はクライアントPCの操作履歴や稼働状況を監視し、運用管理を効率化するサーバソフト。管理対象のクライアントPCに常駐ソフトをインストールする必要がなく、管理対象クライアント数に制限がないのが特徴。

 今回追加したプロセス検出機能は、クライアントPCが実行したすべてのプロセスを記録し、使用禁止に指定したソフト(Winny.exeなど)が実行されると管理者にアラートを送る。記録した実行ログの中から、それらのソフトがいつ、どのPCで実行されたかを検索して特定することもできる。

 2006年5月には、Winnyのようにインストールの形跡が残らないソフトでも、インストールされた時点を検知し、管理者にアラートを送る機能を追加する。

 プロセス検出機能は「LogVillage」の追加機能としてリリースする。価格は10万円。

[関連リンク]
蒼天

[関連記事]
情報漏えい急増、企業を脅かすWinnyウイルスの破壊力(上) (@ITNews)
情報漏えい急増、企業を脅かすWinnyウイルスの破壊力(中) (@ITNews)
止めます! Winnyからの情報漏えい、フォーティネット (@ITNews)
ISS、同社製品でWinnyの通信を検知できるように (@ITNews)
「情報がWinnyに流出?」を調査、ネットエージェント (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)