「顧客は攻撃の初期段階での保護を求めている」、ノーテル
2006/5/27
ノーテルネットワークスは5月25日、同社のアプリケーションスイッチ「Nortel Application Switch」に、シマンテックのネットワーク侵入防止技術「Symantec Intelligent Network Protection」を組み込むことを発表した。
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| ノーテルネットワークス データセンター・ソリューションズ ポートフォリオ・リーダー ワッシム・タウビ氏 |
Nortel Application Switchは、サーバのロードバランスやアプリケーションの高速化などの機能を持つアプリケーションスイッチ。「Intelligent Traffic Management」と呼ばれる、アプリケーションの制御やトラフィック監視などの機能を持ち、世界で5万台を超える出荷実績があるという。
ノーテル データセンター・ソリューションズ ポートフォリオ・リーダー ワッシム・タウビ（Wassim Tawbi）氏は「既存のアプリケーションスイッチに組み込み型のセキュリティソリューションが欲しいという要望が顧客からあった」と話し、「ノーテルとシマンテックは、1年前に戦略的提携をした。今回の発表はこの1年の間、両社で相乗効果を出せるソリューションを模索してきた成果だ」と語った。
さらにタウビ氏は「新しい脆弱性、および攻撃は日々発見される。顧客は攻撃の初期段階での保護を求め、パッチの導入前でも自社のシステムを保護したいと考えている」とゼロデイ攻撃の対策が求められていることを強調した。Nortel Application SwitchにSymantec Intelligent Network Protectionを組み込むことで、ワームなどの攻撃の検出や阻止が行える。また、新たに発見された脆弱性や攻撃に対してパッチが提供されるまでの間、システムの保護ができる。シグネチャは「Live Update」によって自動配信され、シマンテックのセキュリティオペレーション拠点から24時間体制で最新の情報が提供されるという。
Symantec Intelligent Network Protectionは、6月にノーテルが提供開始する「Application Switch OS 23.1」から利用でき、導入に際し、ハードウェアのアップデートは不要だという。
Symantec Intelligent Network Protectionは、Nortel Application Switchの付加サービスとして提供され、ノーテルが販売する。価格はSymantec Intelligent Network Protectionの年間ライセンスが89万9000円（税抜き、以下同）。Nortel Application Switch本体、Intelligent Traffic Managementライセンスと合わせて663万8000円から提供される。
（＠IT 千葉大輔）
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