大塚商会、工数を3割削減できる内部統制支援ツール開発

2006/9/2

 大塚商会は9月1日、マイクロソフトやケイ・ジー・ティーと協力し、内部統制の整備や運用支援の効率化を図る「内部統制支援ツール」を開発した。

 内部統制支援ツールは、大塚商会がいままで実施してきた内部統制コンサルティングの経験を基に作成したもの。標準テンプレートを基にして業務フロー図を作成し、そこに業務プロセスごとのリスク抽出やコントロールなどを埋め込んでいく。さらにそれらを統合データベースで一括管理することで、運用評価や分析などを簡単にできるようになるという。

 「Office Visio 2003」と「Office Excel 2003」をフロントツールに、「SQL Server 2000」を統合データベースに採用。Visioで作成した業務フローの変換機能も用意しているため、すでにVisioで制作した業務フローを持っている企業は、既存の業務フローを有効活用できるようにした。内部統制整備後に行う運用評価は、ケイ・ジー・ティーの業務管制塔ソリューション「Ci-Tower」と連携させることも可能だ。

 大塚商会では内部統制支援ツールを用いることにより、内部統制に携わる担当者の負担を軽減するほか、評価や整備計画にかかわる工数を約3割削減し、約6カ月で整備計画の立案を可能にするという。同社では、今後3年間で100社の内部統制コンサルティングの実施を目指す。

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大塚商会の発表資料

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