もうPDFは遅くてウンザリ!

テキスト版YouTube!? 「Scribd」が公開ベータへ

2007/03/08

 FlickrやYouTubeは画像や動画をアップロードして共有するソーシャルサイトだが、今度はドキュメントをアップできるソーシャルサイト「Scribd」が登場した。現在、ベータテストとして公開されている。

 Scribdは2006年9月にトリップ・アドラー(Trip Adler)氏とジャレッド・フリードマン(Jared Friedman)氏が始めたベンチャーで、すでにベンチャーキャピタルや投資家から30万ドル(約3480万円)の資金を集めている。

 Scribdは、動画共有サイトのYouTubeとソーシャルブックマークのDiggを足したようなサービス。PDF、Word文書、Excel文書、PowerPoint文書、プレーンテキスト、ポストスクリプト、Microsoft Readerなどのフォーマットに対応し、アップロードされた各種フォーマットのドキュメントはPDF、Word文書、プレーンテキストとしてダウンロードできる。ドキュメントコンバータとしても利用可能だ。テキスト形式のほか、英語については音声への変換もサポートし、読み上げられたドキュメントをMP3ファイル形式でダウンロードすることもできる。

 数ページにまたがるようなドキュメントでも、直接Webブラウザ上に貼り付けた状態で閲覧できるマクロメディアの「FlashPaper」を利用しており、Flashプレーヤがインストールされている環境であれば、ダウンロードせずに直接Webブラウザ上で読むことができる。また、YouTube同様に、Scribdで公開されているドキュメントは、以下のようにobjectタグで他のサイトに埋め込むことができる。

 FlashPaperはPDFほど高機能ではないが、段組や写真のレイアウトといった基本機能を備える。また、Adobe Readerに比べて動作が軽快という特徴がある。

 Scribdは、YouTubeやDiggからアイデアを受け継いでおり、ドキュメントに対してコメントを投稿できるほか、「I liked it!(気に入った)」ボタンが付けられており、どのぐらいの人がボタンを押したかが一目で分かる。タグや関連ドキュメントの表示もYouTube同様。パラグラフ数やワード数、センテンスの平均の長さといったドキュメントの統計情報も表示される。

 Scribdではドキュメントの印刷サービスも提供予定で、印刷のリクエストがあったドキュメントの著者は、1ドルの報酬を得られるという。

 今後の機能の拡張について公式ブログでは、ユーザーの嗜(し)好に合わせてドキュメントを奨める「おすすめ」機能や、大量の複数ファイルをまとめてアップロードする機能、同じ興味を持つユーザーをグループ化する機能などの実装を予定しているという。

 現在アップロードされているドキュメントの中には明らかな著作権侵害コンテンツも含まれるが、ユーザーが独自に作成したと思われるドキュメントも多い。スライド形式で複数枚の写真を見せてストーリーを伝えるような手法も見られるなど、ユーザー側もさまざまな試みを模索している。日本語やアラビア語のコンテンツもあり、少なくとも表示に関しては多言語対応しているようだ。

scribd01.png ドキュメント共有サイト「Scribd」(クリックで拡大)

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(@IT 西村賢)

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