検証済みの組み合わせを順次公開

デル、インテル、NRIがOSS検証センター設立

2007/07/05

 デル、インテル、野村総合研究所の3社は7月5日、IAサーバとオープンソース・ソフトウェア(OSS)の検証センターを共同で開設すると発表した。設置場所は東京・千代田区インテル社内。7月5日から運営を開始する。

 3社は、最新のCPU・チップセットに基づいたハードウェアと、オープンソースミドルウェアの組み合わせについて、OSS検証センターで技術検証を行い、結果を公表していく。また、導入に関するコンサルティングサービスも提供する。

 具体的に検証の対象とするのは、ミドルウェア、ディレクトリ関連ソフトウェア、クラスタソリューションなど。OSは、CentOS、FedoraCore、Debian GNU/Linux、FreeBSD、IA Solarisなどの無償OS。デルのIAサーバ上で動作検証を行う。DBMSなどミドルウェアについては、クラスタ構成を構築し、フェイルオーバーなど高可用機能について検証し、検証済みの構成を公開する。ディレクトリ関連ソフトウェアとして、OpenLDAPを中心に検証を行い、ディレクトリ連携ソリューションとして公開する。

 3社は今後、OSSソリューションに関するセミナー、プロモーションなどのマーケティング活動を共同で実施し、従来メインフレームやUNIXで構築されていた企業の基幹システムで、OSSやIAサーバの利用促進を図るという。

(@IT 西村賢)

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