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アマゾンが従量課金CDNサービスを開始
2008/11/18
米アマゾンの子会社でクラウド関連サービスの開発・運用を手がける米アマゾン・ウェブ・サービシズは11月18日、従量制課金によるCDNサービス(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)「Amazon CloudFront」のベータサービスを開始した。米国に8個所のほか、ヨーロッパではロンドン、ダブリン、アムステルダム、フランクフルトの4個所、アジアでは香港と東京の2個所にエッジサーバを配備し、1000Mbps、1000リクエスト/秒のピーク負荷に耐えるという。これ以上の負荷になる場合、別途Webサイトを通じてリクエストを送れる。リクエストには2営業日以内に対応するとしている。
同社のストレージサービス「Amazon S3」と組み合わせて使う。頻繁に参照される画像や映像、音声、配布ファイルなどをS3上に置き、APIを使ってそれらを“distribution”という単位で束ねる。このdistributionには、「abc123.cloudfront.net」といった専用のドメイン名が付けられ、これを既存のWebサイトに埋め込むことで利用できる。該当するドメインへのリンクが含まれるWebサイトにアクセスしたユーザーは、ネットワーク的にもっとも近い場所のエッジ・サーバに対して対象オブジェクトの転送を要求する。より頻繁にアクセスされるオブジェクトほど高い確率でエッジ・サーバにキャッシュされるという。
利用用途として同社は、ソフトウェアの配布、Webサイト内で頻繁に参照されるアイコンやJavaScriptファイルといったコンポーネントのキャッシング、負荷の高い映像・オーディオコンテンツを配信するWebサイトなどが考えられるという。また、Amazon EC2上で構築したWebサイトで、動的に生成するHTMLを作り、静的なオブジェクトだけをAmazon S3に置いてAmazon CloudFrontと組み合わせるといった使い方もできるという。
利用料はエッジ・サーバの場所と転送量、リクエスト数に応じて決まる。米国がもっとも安く、ヨーロッパ、香港、東京の順に高くなり、料金差は数十%程度。
1万リクエスト当たりの料金は、米国が0.010ドル、ヨーロッパ、香港で0.012ドル、東京で0.013ドル。1カ月当たりの転送量にかかる料金は最初の10TBで、米国とヨーロッパが1GB当たり0.17ドル、香港が同0.21ドル、東京が同0.22ドルなど。
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