モバイル端末のGPS利用

位置情報をリアルタイム共有、Google Mapsに新サービス

2009/02/04

 米グーグルは2月4日、Google Mapsに新サービス「Google Latitude」を追加した。あらかじめ設定した友人・知人などが公開するGPSに基づく位置情報を、地図上に表示して確認できるサービス。例えば空港から両親が無事に帰宅したことを確認できたり、サーフィン仲間がどこに集まっているか、配偶者が交通渋滞に巻き込まれていることなどが分かるという。

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 ほかのユーザーと位置情報を共有するかどうかは、ユーザー単位で明示的に許可する。許可しているユーザーであっても、個別ユーザー単位で位置情報を通知するかどうか、どの程度の精度で通知するかの設定を変更できるという。また、通知する位置情報を実際にいる場所とは異なるものに設定可能。

 Lattitudeを使うと位置情報だけでなく、SMS、Google Talk、Gmail、あるいはステータスメッセージを更新することで、テキストメッセージの共有もできる。写真共有の機能はないが、プロフィール写真のアップロードはリアルタイムで更新されるという。

 Google Latittudeは27カ国、42言語で利用可能。欧米各国のほか、ロシアやインド、台湾、チリ、ブラジルなどで利用できる。利用には専用のモバイル端末向けソフトウェアをインストールする。BlackBerry、Symbian S60、Windows Mobileプラットフォームなどをサポートしており、数日中にAndroid版も提供予定であるほか、iPhone対応も近日に予定しているという。また、iGoogleのガジェットとしても利用でき、PCからも使える。

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(@IT 西村賢)

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