1年で2倍、SNSやブログサービス利用は4倍に

「毎日使う」、モバイル利用者が米国で急増

2009/03/17

 調査会社の米comScoreは3月16日、携帯電話などモバイル端末でインターネットに毎日アクセスする米国のユーザーの数が過去1年で2倍になったとする調査報告を発表した。

 毎日アクセスするユーザーは2008年1月の1080万人から2230万人に増加。これはモバイル端末でインターネットにアクセスするユーザー、6320万人の35%に相当する。

 ニュースなどの情報一般を除いて、最も利用頻度の伸びが顕著なのがSNSとブログのカテゴリ。毎日SNSやブログにアクセスするユーザー数は2008年1月に176万人だったが、2009年1月には928万人と427%増となったという。

 comScoreのモバイル担当バイス・プレジデント、マーク・ドノバン(Mark Donovan)氏は発表文の中で、「ソーシャル・ネットワークやブログが毎日使うモバイル・ウェブとして急速に人気が出てきた。こうした利用は猛スピードで増えている」とし、その大きな原因としてiPhone向けに提供されるダウンロード型アプリケーションや、テキストベースの検索サービスを挙げている。ダウンロード型アプリケーションによる情報アクセスで最も利用されているのは地図アプリケーション。毎日アクセスして情報を利用する2230万人のうち820万人が地図アプリケーションを使っているという。

 ニュースなどの情報サービスにアクセスする端末の上位には、iPhone同様にタッチスクリーンのメニューやソフトウェアキーボードを備えた Samsung InstinctやLG Dareなどがランクインしているものの、インターネットにアクセスする端末の70%はスマートフォンや高機能携帯電話ではなく、一般的な端末だという。

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(@IT 西村賢)

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