WindowsとMacをまたいだライセンス体系を採用
「Macintoshにも対策が必要」、ウイルスバスター新版
2009/09/02
トレンドマイクロは9月2日、コンシューマー向けセキュリティ対策ソフトの最新版「ウイルスバスター 2010」を発表した。同日よりダウンロード販売を、また9月4日に店頭でのパッケージ販売を開始する。
新バージョンは、Windows版に加えMacintosh向けの対策ソフト「ウイルスバスター for Mac」を同梱して提供する。「われわれがMacintoshユーザーを対象に行った調査では、Macintoshユーザーの7割がWindowsも併用していることが分かった」(同社マーケティング本部 コンシューママーケティンググループ プロダクトマネージャ 長島理恵氏)ことから、OSの種類を問わずに最大3台までインストールできるという新しいライセンス体系を導入した。

「Macintoshは安全という印象があるようだが、最近では、Twitterのアカウントをハイジャックして危険なWebサイトに誘導し、コーデックを装って不正なプログラムをダウンロードさせようとする攻撃が報告されている。この攻撃の特徴は、アクセスしてきたユーザーのOSを判断し、Windows、Macintoshそれぞれに合わせたプログラムをダウンロードさせようとすることだ」(長島氏)。また、フィッシング詐欺などOSに依存しない攻撃もあることから、Macintoshでも何らかの対策が必要だと述べた。
新バージョンはまた、同社のセキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」を利用する機能も搭載した。
SPNではWeb、電子メール、ファイルのそれぞれについて安全性を評価し、その結果をレピュテーションデータベースに格納している。ウイルスバスター 2010には、ユーザーの手元に届いた疑わしいファイルの情報をSPNに送信する「スマートフィードバック」機能が実装された。トレンドマイクロはこの情報を分析し、その結果をレピュテーション情報に反映する。これにより、世界中のユーザーから最新のマルウェアに関する情報を収集し、即座に対策できるようにした。このアプローチは、日本のユーザーを狙ったターゲット型攻撃のサンプル収集にも有効という。
また、重たい動作を嫌うユーザーの要望を踏まえ、PC起動時間やクイック検索時間のさらなる短縮を図った。さらに、Webブラウザから入力したユーザーIDやパスワード、住所、氏名といった個人情報を暗号化するツール「GuardedID Standard」も提供する。GuardedID Standardは9月中に、「トレンドマイクロ 無料ツールセンター」から入手可能となる予定。
ウイルスバスター 2010の対応OSはWindows XP/Vista/7、ウイルスバスター for MacはMac OS X 10.4/10.5。1年版のライセンス価格は、パッケージ版が5980円、ダウンロード版は4980円。
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