進化するノーツ、Webクライアントが登場

2001/8/1

 ロータスは7月31日、「ロータス ドミノ サーバー R5.0.8」の新機能として、Webクライアント「ロータス iノーツ Webアクセス」を発表した。提供は8月15日より開始し、同サーバに無償で同梱される。

 新製品は、同社代表取締役社長 安田誠氏が「Webの表現力を最大限に生かしながらグループウェアを実現するかが開発のテーマだった製品」と語る、操作性にこだわったドミノのWebクライアント。Webベースのメッセージング機能とPIM(Personal Information Manager)機能をユーザーに提供する。

Welcomeページの例 「今日のスケジュール」「タスクリスト」「新規メール」といった機能を自由に並べることができる(クリックで拡大)

 メールの機能としては、ActiveXにより、通常のノーツと同等のリッチテキストエディ タやドラッグ&ドロップでのファイル添付を実現、XMLをサポートし、カラムソート、クイック検索などの画面操作が可能となったことなどがある。その他、グループスケジューリング、カレンダー、アドレス帳といった機能を持つ。ポータル画面として最大4面のフレームに対応する「Welcomeページ」では、ユーザーが自分でカスタマイズが可能。

 もう1つの特徴に、DOLS(ドミノ オフライン サービス)機能の実装がある。これにより、ユーザーはオンラインでもオフラインでも同一の動作環境を利用できる。独自のレプリケーション(複製)機能を搭載、オフライン状態でも完了した作業が管理でき、同期をとることも可能。

 同社では、同製品を単なるメッセージングツールではなく、ドミノの持つコラボレーション機能への入り口と位置付けている。したがって、想定している利用形態は、ノーツの補完として利用するケースや、工場などPCを共有している環境での1台目のノーツとしての利用などという。

 ロータスはこれまで、ノーツのほか、PDAやワイヤレス機器からのアクセスを可能とする「ドミノ モバイルサーバー」を提供している。このところ、ブラウザベースのグループウェアを各社が提供しているが、「(新製品は)ブラウザ系のグループウェアに対抗するわけではない」と安田社長。同社の主力製品はあくまでも専用クライアントのノーツで、ユーザーの作業環境やワークタイルに合わせて、(ノーツ、iノーツ、モバイルノーツと)選択肢を提供することだという。「大規模システムでの利用やセキュリティを考えると、ノーツが究極のクライアント」(安田社長)。

 同社のクライアンツ戦略は、ノーツ、iノーツ、モバイルノーツの3本柱。「どうやって情報を管理するか、この根本思想が各製品に引き継がれていることがロータスの強み」(安田社長)。

 iノーツ Webアクセスのクライアントの動作環境は、Microsoft Internet Explorer。現在のリリースではNetscape Navigatorのサポートはなし。

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ロータスの発表資料

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