ナレッジワーカーの雑務を引き受けるサイボウズのエージェント

2002/2/8

 サイボウズは2月7日、幕張メッセで行われたNET&COMの会場で同社の主力製品「サイボウズ Office」シリーズの次期バージョン「サイボウズ AG」の概要を発表した。サイボウズ AGでは、エージェント機能による新しいポータル画面、企業の基幹システムとの連係、数万ユーザーをサポートする大規模化などが実現される。

青野慶久COO「サイボウズのテーマは、ナレッジワーカーの雑務を減らし、生産性を最大限引き出すこと」

 同社のCOO(最高執行責任者)青野慶久氏は、「米国でポータルが注目される以前から、サイボウズ Officeシリーズではポータル機能を実現してきた」と、ポータルへの取り組みを振り返ったうえで、「欲しい情報をどんどんポータル画面に組み込んでいくと、結局情報が多すぎて分からなくなってしまう。そこでエージェント機能により、必要な情報だけをポータルに表示させる機能を実現した」と、新バージョンの最大のセールスポイントであるエージェント機能を紹介した。

 エージェント機能を用いると、出張の日時や会社名を入力しただけで、担当者を検索し、会社の企業情報や地図を表示。さらに電車の路線やホテルの予約といったことまで、ポータル上でワンクリック操作できるようになる。いままで人間が探していた関連情報を、エージェントが自動的に見つけてくれる。

 新バージョンではそのほかに、Palm、PocketPC、ザウルスとのシンクロを実現、企業の基幹システムとの連係をサポートするためのAPIなどの整備も行う。サポートするユーザー数も従来1サーバあたり300人程度だったものを、数万人規模に拡大する。また、複数サーバの連係機能を備え、拠点に分散した組織ごとにサーバを用意しても、スケジュールや掲示板などは連携できるという。

 こうした大規模化や基幹システムとの連携は、従来の部門規模をおもなターゲットとしていた同社が、本格的に企業システム分野へと進出する意欲をみせた表れだといえるだろう。

 サイボウズ AGは第2四半期中に発売予定。発売前にはベータ版が公開される予定だ。

(編集局 新野淳一)

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