地味だけど効果的? イーバンク銀行のフィッシング対策

2005/5/14

 イーバンク銀行は5月13日、フィッシング詐欺などに対抗するために、個人顧客向けにセキュリティサービス「IP制限サービス」を5月15日より開始すると発表した。同社ではすでに法人顧客向けに同様のサービスを提供しているが、フィッシング詐欺事件が頻発していることから、個人利用者向けにも無料で提供することとなった。

 IP制限サービスは、あらかじめユーザーが普段利用しているインターネットプロバイダを指定しておくことによって、それ以外のプロバイダからの操作を制限するというセキュリティサービスだ。最大5種類までプロバイダを指定できる。

 このサービスを利用すると、登録外のプロバイダからイーバンクのWebサイトにアクセスした状態では、正しいIDやパスワードを入力した場合でも、資金の移動などができなくなる。これによって、万が一フィッシング詐欺サイトなどからIDやパスワードが漏えいし、悪意のあるユーザーがそれを悪用して、本来のユーザーとは異なるプロバイダ経由でログインしようとした場合の抑止力になりうる。

 同社では2004年より、あらかじめ登録しておいたキーワードをログイン画面に表示することでセキュリティを高める「キーワードによるサイト確認」機能や、携帯電話固有のIDを利用してユーザーの支店番号と口座番号を表示する「携帯電話からのクイックログインサービス」を提供しており、これらとIP制限サービスを組み合わせることによって、よりセキュアなアクセス環境を提供できるとしている。

[関連リンク]
イーバンク銀行報道発表資料

[関連記事]
UFJカード、フィッシング対策ツールをサイトに導入 (@ITNews)
「漏えいと隣り合わせ」、54%の利用者が個人情報をPCに保存 (@ITNews)
Linuxがフィッシングの踏み台に狙われている(@ITNews)
フィッシング詐欺はプロ詐欺師の犯行へ進化、トレンドマイクロ (@ITNews)
来年もフィッシング詐欺被害は増える、シマンテック (@ITNews)
いまそこにあるフィッシング詐欺、シマンテックが実態調査 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)
- PR -