企業の「かかりつけのお医者さん」になりたい、大塚商会

2006/10/20

大塚商会 取締役兼上席常務執行役員 濱田一秀氏

 大塚商会は10月19日、サービス&サポートのブランドを統一、「たよれーる」という新ブランドで顧客に提案していくと発表した。同社が付けたキャッチフレーズは「どんなときも頼りになる『かかりつけのお医者さん』。同社がこれまで展開してきたサービス&サポートの集大成という位置付けである。

 大塚商会のサービス&サポート事業は、1961年に開始したハードウェアの保守を原点に、各時代によって分散的に拡大してきた。つまり、教育事業、ソフトウェアの保守、それらを合わせた「トータルα サービス」から、管理・運用代行、メールホスティング、IDC事業など、さまざまな分野に渡って随時開発されてきたわけである。このように全社内で分散していたサービス&サポート事業を整備し、わかりやすくメニュー化したのが「たよれーる」となる。

 「たよれーる」は4つのカテゴリで構成されている。「安全対策、危機管理」「コスト削減」「人材育成」「経営効率化」。大塚商会 取締役兼上席常務執行役員 濱田一秀氏によると、同社がターゲットとする中小企業にとって、コスト削減や人材育成が急務の課題だという。現時点ではセキュリティ対策(「安全対策、危機管理」カテゴリ)の比重が高いが、「今後、特に人材育成のニーズは増えていく」(濱田氏)と予測する。

 全国66万法人の顧客に対して、450人のサポートオペレータと全国280拠点のサポートエンジニア約3000人が「たよれーる」を展開する基盤である。

 なお、ブランド名を「たよれーる」すると同時に、新たなメニューを3つ追加した。「たよれーる 給与業務支援サービス」と「たよれーる 研修運営業務代行サービス」「たよれーる SMILEデータ分析サービス」の3つ。

(@IT 谷古宇浩司)

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