Google Apps Partner EditionでSSO提供も計画

東北・北海道の生協がグーグルと共同で会員向けサイト開設へ

2008/02/20

 北海道および東北6県の生活協同組合は2月20日、グーグルと共同で会員向けWebサイトを構築していくことで合意したと発表した。グーグルが提供するWebアプリケーションスイートを利用する。

 具体的には、会員向け機能を提供する法人向けソリューション「Google Apps Partner Edition」を使い、生協の会員が個別にカスタマイズ可能なスタートページを作成する。スタートページは、個人向けパーソナライズサービスのiGoogle同様の操作感でコンテンツを追加できるようにする。

 生協では会員の利用履歴やポイント情報をはじめ、食品表示や環境への取り組みについての情報を提供していくという。すでに各生協が提供している宅配サービスのWebアプリケーションなどとの連携を強化し、シングルサインオンの仕組みも導入する。また、会員には生協の提供するドメイン上で、Gmail、Googleカレンダー、オンラインドキュメント共有などのアプリケーションを提供する予定という。

 4月からテストユーザーによる利用を計画しており、年内に6万人による利用を目指す。3年内で、対象となる生協会員約123万人の半分に相当する65万人の利用を見込む。

coop01.png 生活協同組合『コープさっぽろ』のWebページ

(@IT 西村賢)

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