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やっかいな評価対象プロセス選定も効率化

NEC、地域金融機関向け内部統制支援ソリューション発売

2008/07/04

　NECは7月4日、内部統制構築・運用支援ソフト「StarOffice X Audit Manager」をベースとした、「地域金融機関向け 内部統制構築・運用支援ソリューション」を発売すると発表した。多岐にわたる評価対象プロセス、拠点の選定を効率的に行う「評価対象業務プロセス選定機能」などを用意したほか、地域金融機関から得た要望を反映し、業務への適合性を高めたという。

　ソリューションは「StarOffice X Audit Manager」と、その導入をサポートするコンサルティングサービスで構成する。「StarOffice X Audit Manager」は、内部統制の評価・報告に関わる全工程の作業結果、進捗を管理する文書管理・統制評価ソフトウェア。多くの企業で運用実績を持つ「StarOffice 21／Audit Manager」をリニューアルしたソフトで、全文検索エンジンを標準搭載し、すでに地方銀行など10行で導入済だという。

　今回は、多岐にわたる評価対象プロセス、拠点の選定を効率的に行う「評価対象業務プロセス選定機能」と、リスクコントロールマトリックス（RCM）において共通化できるテストを抽出・集約し、テスト工数の大幅な削減を実現する「RCM共通コントロール管理機能」をオプションで用意した。

　コンサルティングサービスは、多数のシステム導入実績を持つコンサルティング会社、N＆J金融ソリューションズと共同で実施。内部統制実務と金融実務に精通したスタッフが、「StarOffice X Audit Manager」の利用事例や各金融機関の評価基準、評価手順などに基づき、一連の手続きを支援する。

　「StarOffice X Audit Manager」は350万円から。内部統制運用評価システム導入支援コンサルティングは個別見積もりとなる。NECでは「このソリューションによって地域金融機関に対する販売活動をさらに強化し、今後1年間で35システムの販売を目指す」とコメントしている。