Windowsサーバ向けセキュリティ製品など2種類
シマンテック、Amazon EC2向け製品を提供開始
2009/12/10
シマンテックは12月10日、Amazon EC2向けに自社製品をインストール済みのWindowsサーバイメージを提供していくと発表した。提供するのは、Symantec Endpoint ProtectionとStorage Foundation Basicの2製品。Endpoint Protectionはサーバ向けにアンチウイルスやファイアウォール機能などを提供する。Storage Foundation Basicはオンラインストレージを管理するソリューション。複数のEC2インスタンスのストレージやAmazon EBSのボリュームをGUIで管理できる。
提供するのは具体的には、Amazon EC2で起動できるサーバのイメージファイル。32/64ビット版のWindows Server 2003にSQL Server ExpressとStorage Foundation Basicをインストール済みのイメージ(AMI)や、32/64ビット版のWindows Server 2003にSQL Server ExpressとSymantec Endpoint Protectionをインストール済みのイメージ(AMI)など5種類を提供する。利用料金はサブスクリプションモデルで、月額4.99ドル、従量課金は1時間16セントから。英語ベースでのサービス提供のみで、国内での展開は未定。
同日に都内で会見を開いた同社システムエンジニアリング本部 本部長の有吉純氏は、クラウド利用に関してセキュリティ確保やストレージ保護の重要性を指摘。「情報中心に守らないと意味がない。情報に価値があるのであって、その入れ物であるバケツに価値はない」と、これまで同社が唱えてきたセキュリティの考え方を説明。クラウドでも同様の考えで情報を守っていくことが望ましいと話した。
同社はまた、2009年10月に米国で発表したクラウドストレージプラットフォーム「Symantec FileStore」の国内販売を、来春にも開始する予定を明らかにした。
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