［Analysis］

真価が問われる米ハイテク企業

2001/04/27

　2001年に入り、米国の主要ハイテク関連企業およびアナリストが業績予測の下方修正やレイ･オフを発表するたびに、市場は素早く反応し、株価は大きな折れ線を描いた。

　 だからといって、インターネットを初めとする情報技術が否定されるべきではないだろう。情報技術は人々の生活や企業のビジネスを根本から変えるものであることに間違いはない。現在、業界関係者は“市場は一時的にバブルだったが、今後は真の価値を提供する企業、技術変化の速度についていける企業が生き残るだろう”というところで見方が一致しているようだ。

　4月、2001年度1月〜3月期の決算が出揃った（下表）。なお、HP、デル、BEA、オラクルなど会計年度が異なる企業は表に入れていない。

企業名 売上高（前年同期比） 純利益（前年同期比） IBM 21,044（9％） 1,750（15％） サン･マイクロシステムズ 4,095（2％） 263（▲43％） コンパック・コンピュータ 9,200（▲3％） 78（▲73％） マイクロソフト 6,460（14％） 2,450（2％） インテル 6,700（16％） 1,100（▲64％） ハンドスプリング 123（261％） ▲27（▲26％） アリバ 90（126％） ▲48（▲310％）

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