[Analysis]

不健康自慢にうんざり

2004/01/14

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 ITエンジニアが仕事をするうえでの最低条件は健康でいることだと思う。風邪のぼーっとした頭でディスプレイを眺めていてもアイデアは生まれない。逆に運用管理のミスなどヒューマンエラーを起こしかねない。そもそも風邪で鼻がずるずるになったエンジニアがプレゼンに来ても説得力は皆無だろう。作家の山口瞳氏がいっていたように礼儀作法の基本は健康であることなのだ(『礼儀作法入門』新潮文庫刊)。

 とはいえ、エンジニアには(一般のビジネスマンもそうだが)不健康を自慢するという奇妙な風潮がある。「いや〜、2日徹夜しちゃったよ」などの自慢話は誰でも聞いたことがあるのではないだろうか。しかし、これはそのエンジニアに仕事を依頼しているマネージャや顧客にはとんでもない話だ。不健康な状態で仕事をしてもらっても、クオリティが期待できないだけでなく、大規模システム障害の原因となりかねない。自分の健康管理ができないエンジニアが、システム管理、プロジェクト管理ができるのか? という疑問がマネージャや顧客の頭に浮かぶだろう。そもそもエンジニアが体調を崩すような無理な納期、予算のプロジェクトは、プロジェクトの計画立案の時点で間違いがあるのだ。

 風邪で体調を崩さないようにするには十分な睡眠と栄養が重要といわれるが、「それができるなら苦労しない」という多忙なエンジニアは多いだろう。だが、手洗い、うがいを徹底するだけでかなり風邪を予防できる。また、オフィスの湿度を60%以上に保つことで風邪ウイルスを撃退可能だ。よい仕事をするために健康管理をしっかりしよう。風邪を引きかけている私の自戒を込めて書いておきたい。

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