IBM、モバイル機器対応DBの新バージョンを発表

2001/5/17

 日本IBMは5月16日、PDAや携帯電話などのモバイル機器用に設計されたデータベース・ソフト「IBM DB2 Everyplace V7.2」を発表した。DB2 Everyplaceの使用料金は、6月29日までに公表する予定。

 DB2 Everyplaceは、データベース・サーバから必要なデータをモバイル機器に取り込み、ネットワークと接続してないオフライン状態で、取り込んだデータを利用し、データベースと再接続したときにデータベースと同期して更新できるモバイル機器専用のデータベースソフト。

 製品は、データベース・エディション(モバイル機器に組み込む)と基幹システムとのエンタープライズ・エディション(サーバ側に組み込む)の2製品で構成されている。

 最新バージョンのDB2 Everyplaceでは、サポートするプラットフォームとして、Windows NT、Windows 2000に加えて、AIX、Solaris、Linuxを追加した。同期可能なリレーショナル・データベース管理製品(RDBMS)として、IBM DB2 ユニバーサル・データベースのほか、JDBC(Java Database Connectivity)を利用して、オラクル、サイベース、マイクロソフトの各サーバに対応できるようになった。

 製品に対応するモバイル機器は、同製品は、Palm OS、Windows CE/Pocket PC、EPOC、組み込みLinux、QNX Neutrinoなど。

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日本IBMの発表資料

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