データベースセキュリティという新しい分野へ、日揮情報ソフト

2004/10/21

日揮情報ソフトウェア 常務取締役 岩田アキラ氏

 日揮情報ソフトウェアは10月20日、SQL Serverのデータベース管理者向けソフトを開発している米IMCEDA Software(以下IMCEDA)と日本総販売代理店契約を結んだと発表した。第1弾として、SQL Serverに特化したバックアップ・リカバリソフトウェア「LiteSpeed for SQL Server」(LiteSpeed)を発売する。

 日揮情報ソフトウェアとIMCEDAの業務提携は、データベースに特化したセキュリティ製品の開発、提供というポイントで共通した事業戦略を持っていることから実現した。IMCEDAはすでにSQL Server向けに不正アクセスの警告・阻止を行う「SQL FireWall」とアクセスログによる監査製品「SQL Audit」も米国で発表している。日揮情報ソフトウェアは今回、バックアップデータの暗号化製品である「LiteSpeed」を日本国内で発売し、来春をめどに「SQL FireWall」「SQL Audit」の日本語版をリリースすることで、「データベースセキュリティという新たな市場を開拓していく」(日揮情報ソフトウェア 常務取締役 岩田アキラ氏)計画である。

 IMCEDAの経験値によると、「LiteSpeed」を活用すれば、SQL Serverの標準のバックアップ機能と比較して、バックアップファイルサイズは85%減、バックアップ処理時間は42%減、リストア処理時間は57%減となる。プログラミングインターフェイスはVDI、SQL DMO ODS、XMLをベースとしており、またT-SQLに完全準拠したコマンドを使用しているため、現在使用しているアプリケーションに影響なく導入することができる。

(編集局 谷古宇浩司)

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