アフィリエイトでどれだけ稼げる? リンクシェアが法人設立

2005/1/15

 インターネットのアフィリエイト事業を行うリンクシェア・ジャパンが2004年月12月に設立された。これまで米リンクシェアのサービスを日本で展開してきた三井物産インターネットサービス事業室 リンクシェア・プロジェクトが分社独立。リンクシェア・ジャパンの代表取締役社長に就任した花崎茂晴氏は「2001年3月のサービス開始から4年。十分に利益を出せる体質になっている」と述べ、2006年3月期に取扱高500億円、営業利益3億円を目指すと説明した。2008年3月期までに年間取扱高1000億円を達成し、株式を上場したいとしている。

リンクシェア・ジャパン 代表取締役社長 花崎茂晴氏

 リンクシェア・ジャパンは三井物産が50%、米リンクシェアが50%を出資する。資本金は1000万円。リンクシェアは1月13日に説明会を開催し、アフィリエイト事業の現状を説明した。リンクシェアで取り扱っている電子商取引サイトは200社、電子商取引サイトの商品を紹介するアフィリエイトサイトは4万3000サイトで前年と比較して2倍になった。リンクシェアのアフィリエイト経由で販売された商品、サービスの総額は2004年に350億円で、前年比77%の増加だった。

 アフィリエイトサイトは2004年後半から登録数が急増。法人よりも個人サイトの伸びが目立ち、2004年10〜12月の登録のうち、約2割はブログサイトだった。アフィリエイトサイトが提携する電子商取引サイトの総数は43万(前年比3.2倍)で、花崎氏は「1サイト当たり平均で10社と提携していることになる」と説明した。

 花崎氏は「あまり公表しない情報だが」と前置きしたうえで電子商取引サイトからアフィリエイトサイトに支払われた報酬額(リンクシェアの手数料は除く)の推移を明らかにした。2004年のアフィリエイト報酬額は約15億円。そのうち個人が運営するアフィリエイトサイトへの支払いの総額は2.5億円だった。4万3000のアフィリエイトサイトのうち、個人サイトは全体の約2割で8600サイト程度とみられる。単純に計算すると個人サイト1件当たりの2004年の報酬額の平均は、約2万9000円ということになる。

 花崎氏はリンクシェアの今後の方針として、アフィリエイト事業の仕組みを生かしたショッピングサービスの拡大や、参加している電子商取引サイトとの共同事業、携帯電話向けサービス、BtoBへの応用などに取り組むと説明した。「リンクシェアが主体的に新しい付加価値を電子商取引サイト、アフィリエイトの双方に創出していく」(花崎氏)。

(@IT 垣内郁栄)

[関連リンク]
リンクシェア・ジャパン

[関連記事]
携帯カメラで商品をスキャン、Amazon モバイル (@ITNews)
クチコミの威力をビジネスに転換するネットコミュニティの可能性 (@ITNews)
楽天とオープンソース、その密接な関係 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)