ThinkPadの新製品はタブレットPC、レノボが発表

2005/6/9

 レノボ・ジャパンは6月8日、B5コンパクトタイプのタブレットPC「ThinkPad X41 Tablet」を7月6日に発売すると発表した。マイクロソフトの音頭で2002年秋に各ベンダが出荷したタブレットPCだが、国内での普及はいまいち。しかし、レノボでは「通常のThinkPadの延長線上の付加価値としてタブレットPCを提供する」と説明。液晶画面を回転させて対面でプレゼンテーションできることなどを売り込むとして、「ビジネスシーンで活用できるタブレットPC」をアピールする。

レノボ・ジャパン ブランド&マーケティング 製品企画の木村香織氏。 X41 Tabletのバッテリー部はゴム製グリップで握りやすくなっている

 ThinkPad X41 Tabletは、ThinkPad X41をベースにタブレットPCに必要な機能を盛り込んだ。レノボ・ジャパンのブランド&マーケティング 執行役員 荒川朋美氏によると、「通常のThinkPad X41の機能をフルで使える」。形態はノートPCタイプで、キーボードなどは従来のThinkPadと同じ。

 液晶画面は180度回転させることができ、向かい合う相手に液晶画面を見せることができる。回転したまま、液晶画面をキーボードの上に閉じれば、デジタイザーペンで画面をクリックして操作するタブレットモードになる。液晶画面は屋外やプレゼンテーションでの利用を想定し、視野角を120度まで広げた。サイズは12.1インチ。

ノートPCモードで液晶画面を回転。対面の相手に画面を見せられる

 プロセッサはIntel Pentium M 低電圧版 1.50GHzを搭載。ハードディスクドライブの容量は40GB。IEEE802.11b/gの無線LANに対応する。OSはMicrosoft Windows XP Tablet PC Edition 2005を使う。本体の重さは8セルバッテリー搭載時で1.87kg、4セル時は1.66kg。X41と比較して400グラム重い。バッテリー稼働時間は標準の8セル時に6.1時間(JEITA基準)、4セル時は2.6時間。タブレットモードにしたときでも使いやすいよう、双方向からのスキャンに対応する指紋センサーを搭載する。価格はオープンだが、同社ダイレクトサイトでは20万円台半ばを予定。

 ThinkPadシリーズは堅牢性の高さが支持を集めてきた。X41 Tabletは従来の耐障害性試験をすべてクリア。ヒンジの回転テストやラッチの強度テストなどタブレットPC用に新たに設けた耐障害性試験にも合格したという。障害時にハードディスクドライブを保護する「IBMハードディスク・アクティブプロテクション・システム」にも対応。レノボでは「堅牢性は従来のThinkPadと同等」としている。

(@IT 垣内郁栄)

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レノボ・ジャパンの発表資料

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