ハイブリッド携帯音声端末開発プラットフォームをソフィアが発表

2005/11/08

 マイコン用組み込み開発ツールなどの開発企業であるソフィアシステムズは11月7日、ハイブリッド通話機能付き携帯電話端末の開発・検証用プラットフォーム、「Sandgate VoIP Phone (SGVP)」シリーズを発表した。第1弾製品は今年中にベータ版をリリースの予定で、2006年第2四半期に最終製品の提供を目指すという。

 同社はこれまでに、携帯情報端末用の開発ツール、エミュレータ、試作基盤、リファレンスボードなどを提供してきた実績がある。ハイブリッド携帯情報端末についても、開発用プラットフォームを「Sandgate2-P」として提供してきた。新製品は、Sandgate2-Pを使って端末の開発を進めている顧客からの、「より実機に近いものを」という要望に応えるものだとしている。

 今回仕様が明らかにされたのは、「SGVP-CE」というWindows CE搭載機のコンセプトモデル。IEEE 802.11b/gの無線LANでSIPベースのIP電話が行えるほか、搭載するCFカードスロットにPHS通信モジュールを挿すことで、PHSの音声通話も行えるようにしている。「OSはWindows CEを使っているが、ハードウェアはWindows Mobileに準拠している」(ソフィアシステムズ社長の樫平扶氏)。Windows Mobileにはライセンスの点で制約が多いが、これを搭載したモデルも適切な時期に投入する。今後顧客との話し合いで、ほかにも多様なモデルを提供していく予定という。2007年には、「世の中の動きに合わせて」、WiMAXへの対応も視野に入れている。

 樫平氏は、端末開発メーカーが新製品を利用するメリットとして、「現在は試作を作るまでの企画段階に時間がかかっている。3〜6カ月開発期間が短縮できる」と話す。契約に基づいてソースコードも公開し、顧客に端末を自由に開発してもらい、自らは開発支援やシステム・インテグレーション、インフラサービスに注力していくという。

 ソフィアシステムズの子会社で、これまでデータセンターやサービス事業者向けインテグレーション・運用を提供してきたソフィア総合研究所では、こうした携帯端末とWebを融合させた新しいアプリケーションやソリューションのコンサルティング、インテグレーションを展開していく。仮想コールセンター構築に関するコンサルティングなど、包括的に事業を展開していくとしている。

(@IT 三木泉)

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ソフィアシステムズ

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