エージェントレスで柔軟な監視体制を構築、マーキュリー

2006/4/20

マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン 技術部 シニア・システムエンジニア マネージャー 福田慎氏

 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは4月20日にシステム監視ソフトウェアの最新版「Mercury SiteScope 8.1」を発売する。販売価格は32万円から。

 同製品の最大の特徴は、監視対象のシステムに常駐ソフト(エージェント)をインストールしないアーキテクチャを採用している点だ。エージェントを常駐させないことで、監視対象システムに対する影響を抑えることができるほか、多数のサーバで構成されるシステムでも短期間で監視体制を構築することが可能となる。また、変更、追加、バージョンアップへも柔軟に対応できる。

 従来、システム監視ソフトウェアの多くは、対象にエージェントを組み込むことで、システム全体の不具合やボトルネックを監視していた。「すべての対象にエージェントを組み込むアーキテクチャは、ITベンダが独自規格のシステムを構築していた状況では当然のことだった」とマーキュリー・インタラクティブ・ジャパン 技術部 シニア・システムエンジニア マネージャー 福田慎氏はいう。そのような状況では、システムを拡張するたびに、システムを監視するためのエージェントの種類も増えていくというケースもよくあったそうだ。しかし、情報システムを構成する多くの技術が標準化されつつある現在では、ほとんどすべての監視対象システムやアプリケーションソフトが、標準のインターフェイスを持っており、個別にエージェントをインストールすることなく、監視システムを構築することが可能となった。

 Mercury SiteScope 8.1にバージョンアップしたことで、ユーザーインターフェイスをこれまでのキャラクターベースタイプからグラフィカルなインターフェイスに変更した。これにより、マルチ・ナビゲーションやリアルタイム・ビューオプション、ダッシュボード機能が提供できるようになった。GUIの採用は、グローバル置換機能のような、システム運用管理者の作業負担を軽減する機能の実現にも貢献している。グローバル置換機能によって、監視内容やしきい値の設定など、細かい属性を1つの操作で一括変更することができる。

 そのほか、新規モニタ(Windowsサービスステートモニタ、UNIXリソースモニタ、XMLメトリクスモニタ)や監視指標レベルのステータス表示機能の搭載などの新機能が加わった。

(@IT 谷古宇浩司)

[関連リンク]
マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンの発表資料

[関連記事]
ITシステム全体最適化の体制確立、マーキュリー (@ITNews)
マーキュリー、新戦略で製品を統合へ (@ITNews)
マーキュリー、ライバルはテストをしないという古い慣習 (@ITNews)
「企業システムは“運用”から“運転”へ」、マーキュリー (@ITNews)
マーキュリーの新ツールは「サーバ停止の損害額が分かる」 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)