BPM+ルール管理で内部統制強化、日本プロセスとアイログ協業

2006/7/5

 日本プロセスとアイログは7月4日、両社のビジネスプロセス管理(BPM)ソフトウェアと、ビジネスルール管理(BRM)ソフトウェアを組み合わせたソリューションを開発し、日本版SOX法など内部統制の強化を行う企業向けにパートナー経由で提供開始すると発表した。それぞれ新規のパートナーも追加し、2009年度までに10社の獲得を目指す。

 組み合わせたのは日本プロセスが扱う米サヴィオンのBPMソフトウェア「Savvion BusinessManager」と、アイログのBRMソフトウェア「ILOG JRules」。両社が動作検証を行い、連携して稼働することを確認した。

日本プロセスの新規事業部 サヴィオン ビジネスユニット 事業統括本部長 宇野澤庸弘氏

 新開発のソリューションでは、Savvion BusinessManagerで業務のモデリングやプロセスの整理、可視化を行う。そして各業務で必要になるビジネス上の判断をILOG JRulesが自動処理する。日本プロセスの新規事業部 サヴィオン ビジネスユニット 事業統括本部長 宇野澤庸弘氏は、「業務を可視化してリスクを抽出、リスクに対するコントロールを設定できる」と説明し、新ソリューションが内部統制の構築と運用に適していると話した。

 一般的なBPMでは各業務における判断は担当者が行うなど手作業が中心。しかし、その判断をILOG JRulesに行わせることで、「ルールの柔軟性や透明性が高くなる」とアイログのゼネラル マネージャー 和多田茂氏は説明する。内部統制の構築では「どこにでもある一般的な業務についてはパッケージソフトウェアが適用できる。しかし、他社にない特有業務、コアビジネスにはパッケージを適用しにくい。その業務の判断にBRMが利用できる」(日本プロセス)。

 具体的にはビジネスプロセスの中で判断が必要な処理をILOG JRulesが処理。事前に設定したルールに違反する数値などが入力されているとSavvion BusinessManagerに通知し、管理者などに電子メールを送信する。業務結果、履歴などはログとして保存され、後の監査などに利用できる。

 両社はビジネスルールを頻繁に変更することが多い金融、生損保、製造業、テレコム、自治体などに新ソリューションを売り込む考え。両社のパートナーのうち、それぞれ2社程度が中心となって拡販する。金融に強みを持つパートナーや、コンサルティングファームの新規開拓も進める。新ソリューションのソフトウェア価格は数千万円から。

(@IT 垣内郁栄)

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日本プロセス Savvion Japan
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