ウェブメソッドが「SOAガバナンス」提供開始

再プログラミング必要なサービスは「SOAといえない」

2007/03/29

 ウェブメソッドは米本社が昨年9月に買収した旧インフラビオの「SOAガバナンス」製品の日本での販売を本格化させる。SOAガバナンスは、SOAに対する認識がある程度進んだ日本でも新しい製品カテゴリ。ウェブメソッドは「SOAに取り組む企業が最初に行うべきなのはSOAガバナンス」と市場の拡大を見込んでいる。

 「SOAを図書館に例えると、ビジネス・プロセスから抽出したサービスは“本”に当たる。SOAガバナンスは図書館の“本棚”。本を整理し、どこにどのような本があるかがすぐに分かるようにする」。ウェブメソッドのマーケティング部長 土肥渉氏は、SOAガバナンスをこう説明する。

 SOAに取り組む企業はビジネス・プロセスのサービス化ばかりを先行して行っていて、そのサービスを管理する方法は後手に回っていると土肥氏は指摘。「サービスがSOAガバナンスで管理されていないと、仕様変更で再プログラミングが必要になる。それではSOAとはいえない」(土肥氏)

webmethods01.jpg 「webMethods Infravio X-Registry」のインターフェイス

 ウェブメソッドが国内で販売を始めた旧インフラビオのSOAガバナンス製品「webMethods Infravio X-Registry」は、サービスを格納する「レポジトリ」と、サービスの内容を示すカタログである「レジストリ」で主に構成する。SOAの設計と、サービスレベル保証に基づく運用、仕様変更などSOAのライフサイクル全般に渡って管理できるという。

 ほかのSOAベンダでは、同様の機能をインテグレーション製品やビジネス・プロセス管理製品で提供しているケースが多く、単品機能の製品では「競合はない」と土肥氏は語る。

 土肥氏によるとX-Registryは米国で製造、通信の顧客が多い。国内でもITインフラを多数持ち、ビジネス・プロセスの組み替えも多い製造、通信を主なターゲットにする考え。120社に及ぶ既存顧客を中心にパートナーとともに攻略する。ライセンス価格は数千万円台。

(@IT 垣内郁栄)

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