他社製品とも連携可能

テレロジック、変更、構成管理の最新版を発売

2007/07/19

 日本テレロジックは7月19日、構成管理ツールの最新版「Telelogic Synergy 6.5a」を発表した。ユニコード文字に対応、要件管理ツール「Telelogic DOORS」と製品ポートフォリオ管理ツール「Telelogic Focal Point」を統合した。同社では、アジア地域に開発拠点がある開発プロジェクトへの適用をアピールする。7月20日に発売する。変更管理ツールの最新版「Telelogic Change 4.7」も発表した。不具合のトラッキングや変更要求、ワークフローを管理するWebベースのツールである。構成管理ツールと組み合わせて使用することで、変更要求の検討・承認をスムーズに行うことが可能になる。これも7月20日に発売する。

テレロジック写真 テレロジック 変更・構成管理部門担当副社長 ドミニク・タヴァソッリ氏

 同社によると、多くの企業ではソフトウェア開発における総合的な変更ワークフロー管理がなされていないという。変更とはバグの修正や機能改良を指す。変更要求に対するタスクの状況を追跡し、誰が何をどのタイミングで変更したのかを管理できるようにするには、当の自動化ツールにきちんとした変更管理のためのプロセスが組み込まれている必要がある。

 テレロジックの「Telelogic Change 4.7」に実装された変更管理プロセスは、オランダの総合電器メーカー フィリップスが生み出したノウハウに基づいている。同社ではこれを「エンタープライズ・チェンジ・プロセス」(ECP)と名付けている。ECPには、CMMIとSPICE(Software Process Improvement and Capability dEtermination)というソフトウェア開発プロセスのアセスメント手法に準拠するいくつかのポイントが含まれている。例えば、プロジェクト・スケジュール管理、作業工数の見積もりなど。

 この変更管理ツールは、要件管理ツールや構成管理ツール(「Telelogic Synergy 6.5a」)とデータを共有することで、威力を発揮する。同社ブランドの製品だけではなく、IBMやHPの製品とも連携をとることができると、テレロジック 変更・構成管理部門担当副社長 ドミニク・タヴァソッリ(Dominic TAVASSOLI)氏は強調する。

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(@IT 谷古宇浩司)

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