VCP資格保有者を120人以上を目指す

「仮想化時代に向けて」、IAサーバの仮想化対応を強化、NEC

2007/11/21

 NECは11月21日、IAサーバにおける仮想化製品の拡充を発表した。強化のポイントは3つ。1つ目は仮想化に最適なサーバの開発・提供、2つ目は仮想・物理の混在環境を管理するソフトウェアの製品化、3つ目は導入・トレーニングなど技術支援体制の拡充。

 仮想化環境に適したサーバの開発において、同社はブレードサーバ「SIGMABLADE」3モデルを発表した。CPUにインテルの仮想化技術を実装した「クアッドコア インテル Xeon プロセッサ 5400番台」を採用、最大48GBまでのメモリ搭載も可能。スタンダードモデルのほかに、外付けストレージ接続専用モデルと、2.5インチ SASホットプラグ対応HDD×6の高拡張・高信頼モデルを用意した。

NEC写真 サーバの最新技術を1枚のボードに凝縮

 また、VMwareの仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server 3i」をあらかじめ本体に組み込むことで仮想化プラットフォームになるブレードサーバ「SIGMABLADE」および、2Wayラックマウントサーバ「Express5800シリーズ」の新製品を2008年第四半期に製品化する予定。無停止型サーバ「Express5800/ft サーバ」についても、「VMware Infrastructure 3」の搭載モデルの同時期に提供を予定している。

 仮想環境の管理ソフトウェアとして、混在する複数の仮想化環境と物理環境を一元的に管理する「WebSAM SigmaSystemCenter 2.0」を製品化した。同製品により、仮想化されていない通常環境と、「VMware Infrastructure 3」および、「Cytrix XenServer Enterprise Edition」が混在した環境を統合して管理することが可能。

 技術支援体制の拡充では、仮想化環境の構築支援、トレーニング強化のために、VMwareの認定資格「VCP」(VMware Certified Professional)資格保有者を現在の35人から今後1年以内に120人以上に拡大する。

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(@IT 谷古宇浩司)

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