「MIDにWindowsは必ずしもベストフィットしない」
インテル副社長がWindowsに微妙な発言、Linuxを推進か
2008/04/09
小型ノートPC、インターネット端末でLinux OSの存在感が増してきている。低価格なミニノートという市場を切り開いたASUSのEeePCは欧米ではLinux OSの「Xandros」をインストールして販売(国内ではWindows XP)している。MID(モバイル・インターネット・デバイス)向けプロセッサ「Atom」を発表した米インテルの主席副社長兼モビリティー事業本部長のダディ・パルムッター(Dadi Perlmutter)氏は「MIDにWindowsは必ずしもベストフィットではない」と4月9日の説明会で話した。
米インテルの主席副社長兼モビリティー事業本部長のダディ・パルムッター氏AtomはWindows Vista、Linuxなどをサポートするが、パルムッター氏は「Vistaでは大容量のメモリが必要になる」と語り、ミニノートやMIDにおける Linuxの利用拡大の可能性を示唆した。インテルはLinuxが稼働するMID向けアプリケーションを開発するオープンソースコミュニティ「Moblin」を支援していて、WindowsとLinuxの両にらみを続けている。パルムッター氏は「これから2〜3年はまだWindowsが主流だが、将来的にはノートPCのオープンソースサポートも拡大していきたい」などと話した。
インテルは今後のモバイル端末として3つのタイプを考えている。1つは4.5〜6インチのディスプレーを備えるMIDで、インターネット端末として利用する。プロセッサはAtomだ。もう1つは同じくAtomを搭載する「Netbook」。10インチ以上のディスプレーを搭載する端末で、インテルは「インターネットに特化」と説明している。MIDとNetbookではLinuxとWindowsをOSとして使うことをインテルは想定。最後は従来からのノートPCで、Windowsで利用する。
パルムッター氏がいうようにリソースの制限が多いMIDやNetbookでWindows Vistaをフルで動かすのは厳しい。マイクロソフトも危機感を感じている様子で、低価格のモバイル端末向けに限定し、Windows XP Home Editionの販売期間を延長した。
ただ、Linuxの存在感が増しているのはインターネット端末のエリアに限られる。従来からのノートPCはやはりWindows。インテルはこのエリアに次期モバイルプラットフォーム「Centrino 2」(開発コード名:Montevina)を2008年6月に投入する予定。Core 2 DuoプロセッサとIEEE 802.11n、WiMAXをサポートしたミニカードなどが構成要素になるという。
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