ActionScriptとの日本語データ連係も可能に

日本語環境に対応した「Adobe AIR 1.1」登場

2008/06/17

 米アドビシステムズは6日17日、オフライン対応のリッチクライアントアプリケーションを開発するための無償のSDK「Adobe AIR(Adobe Integrated Runtime)」の正式アップデート版「Adobe AIR 1.1」をWebサイトで公開した。新版は、日本語環境に正式対応したアップデート版で、Webサイトから無償でダウンロードできる。

 Adobe FlexでAIR 1.1のアプリケーションを開発するには、Flex BuilderやDreamweaverなどの開発環境も最新版にアップデートする必要がある。このアップデートにより、AIRアプリケーションの開発と配布の際の、ActionScriptとの日本語データ連携やAjaxを使ったHTMLの読み込みが可能になる。

 関連ドキュメントによると、日本語環境に関連したAdobe AIR 1.1の主な改良点は以下。

  • 日本語のHTMLがAdobe AIR上のアプリケーションで表示される際の日本語自動判別と自動表示
  • 日本語IMEのサポートにより、HTMLフォームでの日本語入力が可能
  • JavaScriptとActionScript間で、日本語文字列の受け渡しが可能
  • ファイル(ファイルパス)名に日本語が使用されていても正しく指定が可能
  • AIRランタイムのインストーラのユーザーインターフェイスが日本語で表示
  • AIRランタイムをアンインストールする際に、ランタイムに依存して正常に動作しなくなるAIRアプリケーションのリストを警告表示

(@IT 河内典子)

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