Expressシリーズで培った信頼性がポイント

NEC、チェック・ポイント製ソフトを搭載したUTMアプライアンス

2008/11/11

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズとNECは11月10日、提携を結び、チェック・ポイントのセキュリティソフトウェアを搭載したアプライアンスを販売することを発表した。

checkpoint01.jpg UTMアプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」

 このアプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」は、NEC製のハードウェアプラットフォームに、チェック・ポイントのソフトウェアを搭載したUTM製品。ファイアウォールやVPNのほか、侵入防御(IPS/IDS)、アンチウイルス/アンチスパイウェア、URLフィルタリングといった、企業ゲートウェイに必要なセキュリティ機能を網羅的に提供するという。

 特徴は、NECがサーバ製品「Express5800シリーズ」で培ってきた信頼性の高さを反映していること。RAID1構成を取ることにより、どちらかのHDDに故障が発生しても運用を継続できるほか、二重化によるフェイルオーバー構成を取ることも可能だ。

 UNIVERGE UnifiedWallはスループット性能に応じて3モデル用意されている。価格は、1Gbpsスループット/250ユーザー対応で中小規模オフィス向けの「UNIVERGE UnifiedWall 1000」が162万円、2Gbps/800ユーザー対応の中規模オフィス向け「UNIVERGE UnifiedWall 2000」が288万円、4.5Gbps/1500ユーザー対応の「UNIVERGE UnifiedWall 4000」は429万円。それぞれHA(ハイアベイラビリティ)構成を取ることも可能だ。

 チェック・ポイントのイスラエル本社の会長兼CEO、ギル・シュエッド氏は、これまで主な市場となってきた大規模企業だけでなく、中小企業も含めた「さまざまな顧客に新しいアプライアンスを提供していきたい」と述べている。

(@IT 高橋睦美)

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