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ついに登場! MySQL 5.5

加山恵美
2011/1/11

勉強会でスキルを磨きながら仲間を増やそう

 近年とても良い傾向にあると感じているのは、エンジニアの間で勉強会が活発であることです。例えば、@ITのイベントカレンダーの勉強会ページなどで自分に合った勉強会を探すとよいでしょう。

 勉強会を探すなら、IT勉強会カレンダーもお勧めです。これは有志がボランティアで運営しているものですが、とても情報が充実しておりGoogleカレンダーでスケジュールを一覧できるところが良い点です。

 データベース関係で私が素晴らしいと感じた勉強会は、2010年12月12日開催の「第1回 MongoDB JP & CouchDB JP 合同勉強会 in Tokyo」です。その内容が充実していることもさることながら、ブログで丁寧に資料を見返せるようにしていることも良いポイントです。関係者の熱意や底力を感じますね。

 ほかには、以前紹介したデータベース友の会もお勧めです。特定の製品に偏ることなく、技術、資格取得、ビジネスなどをテーマにスキルアップと交流を図っています。1月末からデータベーススペシャリスト対策にも力を入れていくそうです。合流するなら今がいいチャンスですよ。

今年はどの試験に挑戦しますか?

 最後に、データベースに関した技術者試験を紹介します。どの試験でも、合格すれば即業務に役立つとは言い切れませんが、勉強したことは無駄にならないはずです。「今年は○○に合格するぞ」と目標に掲げるのもいいでしょう。

●IPA情報処理技術者試験

 IT関連の試験の中で、唯一の国家試験です。合格すれば会社から手当が出るということも多いので、多くのエンジニアが目標としています。試験は春と秋の2回。ただし「データベーススペシャリスト」は春のみの実施です。

 昨年の事業仕分け第3弾ではIPAも仕分け対象となり、試験事業は「民営化、民間実施」という結論が出てしまいました。今後どうなるか気になりますが、まだ経済産業省内で対応を検討しているようです。

 またITパスポート試験は民間試験のようにCBT(Computer Based Testing)試験への対応が進みつつあり、現在はリハーサル試験を実施しています。腕試しに挑戦してみるのも良いでしょう。

●オラクル認定資格制度

 RDBMSベンダが認定する資格として知名度が高いのがオラクル認定資格制度、いわゆる「ORACLE MASTER」です。データベース管理者向けとなる試験には、難易度の低い順から「Bronze」、「Silver」、「Gold」、「Platinum」の4種類があります。

 買収によりMySQLの技術認定試験もオラクルが運営するようになりました。難易度の低いものから「Associate」、「Professional」、「Expert」という呼称になっており、開発者向けと管理者向けに分かれています。2011年1月の時点では英語でしか受験できないそうです。

●マイクロソフト認定資格

 エンジニア向けに限らず、広い範囲の人に向けた資格試験の体系を構成しているのがマイクロソフトの認定資格制度です。同社のRDBMS「SQL Server 2008」に関する試験は管理者向け、開発者向け、BI開発者向けに分かれています。まずMCA(Microsoft Certified Associate)を取得し、続いてMCTS(Microsoft Certified Technology Specialist)、MCITP(Microsoft Certified IT Professional)という順で難易度の高い試験を受けることになるのです。こちらもCBT試験です。

●IBM技術者認定制度

 ちょっと地味ですが、IBMも技術者認定制度を用意しています。データベースに関する試験なら「DB2」、「Informix」、「Cognos」の3製品に関するものがあり、初級から上級まで2〜3段階に分かれています。こちらもCBT試験です。

●PostgreSQL CE

 SRA OSSは、ピアソンVUEと共同で「PostgreSQL」の技術認定試験「PostgreSQL CE」を実施しています。こちらもCBT試験です。対象バージョンは7.4と8。それぞれ難易度別にシルバーとゴールドの2種類があります。2010年11月より試験学習書と受験チケットのセット販売が始まりました。

●日立のRDBMS「HiRDB」の認定試験

 日立製作所も、同社が開発販売しているRDBMS「HiRDB」の技術認定試験を実施しています。管理者向け(プラットフォーム)と開発者向け(アプリケーション)があり、難易度により2段階に分かれています。こちらの試験は定期開催で、東京なら月に1回程度のペースで開催しているようです。

 なお、2010年10月に@IT自分戦略研究所が、JOB@ITが実施した試験やスキルアップに関する読者調査の結果を「上位資格を狙う派2割、IT以外の資格も取りたい派4割」にまとめています。記事によると、資格を取得する目的として最も多くの人が挙げたのが、「実務に必要なスキルを磨き役立てるため」という目的だそうです。日々の業務をこなしながらも、自身のスキルが足りないと感じている人が多いのでしょう。

 どれか気になる試験はありましたか? ではまた来月、お会いしましょう。過去記事もどうぞ!

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ついに登場! MySQL 5.5
Page 1
可用性向上を図ったMySQL新バージョン
標準ストレージエンジンがMyISAMからInnoDBへ
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勉強会でスキルを磨きながら仲間を増やそう
今年はどの試験に挑戦しますか?



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