特集
NetDictionaryで始める
Webサービス・プログラミング

6.Web参照を追加する


デジタルアドバンテージ
2001/10/02


 VS .NETで作成するアプリケーションからWebサービスを呼び出す場合には、プログラムからそのメソッドを呼び出し可能にするための「Web参照の追加」と呼ばれる作業が必要になる。従来のプログラミングでも、外部DLLファイルの関数を利用する場合には「参照の追加」を行い、参照するDLLなどのライブラリ・ファイルのパスを指定していた。これに対しWebサービスの場合では、ライブラリ・ファイルのパスの代わりに、Web参照としてWebサービスのURLを指定する。このWeb参照の追加により、VS .NET内部は指定されたURLからWebサービス・メソッドのメソッド名や型を記述したWSDLをネットワークから取得し、WSDLからプロキシ・クラス(のソース・コード)を作成する。まずは、Web参照追加の手順から見ていこう。

 Web参照を追加するには、[プロジェクト]メニュー、またはソリューション・エクスプローラーの[参照設定]を右クリックして表示されるメニューから、[Web参照の追加]を実行する。

「Web参照の追加」の実行

Webs参照を追加するには、[プロジェクト]メニューまたはソリューション・エクスプローラーの[参照設定]から[Web参照の追加...]を実行する。

 すると次のようなダイアログ・ボックスが開く。ここで、UDDIのバナーが表示されている左側のペインのは、実際にはブラウザとなっており、目的のWebサービスがUDDIに登録されているなら、ここからUDDIディレクトリを検索できる。しかし今回使用するICD WebサービスはUDDIにはまだ未登録なので、Webサービスを公開しているページに直接アクセスしなければならない。

Web参照の追加ダイアログ
左側のペインはブラウザになっている。ここでUDDIディレクトリを参照するか、Webサービスのページをアクセスする。
  WebサービスのURLを直接入力する場合にはここに入力する。
  Microsoftが運営するUDDIディレクトリを検索する場合にはここをクリックする(下側はテスト用のUDDIディレクトリ)。
  ローカル・マシンに構築したWebサービスを参照する場合には、ここをクリックする。
  参照可能なWebサービスが存在する場合には、ここにその情報が表示される。

 まず、ダイアログの上部分にあるアドレスに、NetDictionaryのURL(http://www.webservice.jp/netdict/)を入力して、NetDictionaryのトップ・ページを表示する。

NetDictionaryのトップ・ページ
NetDictionaryのURLをアドレス部分に入力して、NetDictionaryのトップ・ページを開いたところ。
  http://www.webservice.jp/netdict/index.htmlを入力。
  NetDictionaryのトップ・ページが表示される。

 このページから「Web参照用ページ」のリンクをクリックすると、ICD Webサービスの参照用ページ(http://www.iwebmethod.net/icd1.0/icd.asmx)が開く。ただしこれはICD Webサービスの場合で、他のWebサービスでは、リンク文字などは異なるだろう。ここで必要なのは、参照したいWebサービスの情報を記録したWSDLファイルのありか(URL)を指定することだ。したがってWSDLファイルのURLが分かっているときには、そのURLをアドレス部分に直接入力してもよい。ブラウザ部分に表示されたページがWebサービスの参照用ページなら、それまでクリック不可だった(淡色表示されていた)右下の[参照の追加]ボタンがクリック可能になり、右側の[使用できる参照]にWebサービスの内容が表示される。これは、WebサービスについてのWSDLが取得可能になり、Web参照の追加が可能になったことを示している。

ICD Webサービスの参照用ページ
NetDictionaryのトップ・ページからICD Webサービス参照用ページに移動する。それまでクリック不能だった右下にある[参照の追加]ボタンがクリック可能になる。
  ICD WebサービスのURL http://www.iwebmethod.net/icd1.0/icd.asmxとなる。直接このURLを[アドレス]部分に指定してもよい。
  ICD Webサービスの参照用ページ(HTMLスキン)が表示される。
  参照可能なWebサービスのWSDLのURLが表示される。[縮小表示]をクリックすると、左側のペインにWSDLの内容が表示される。
  参照可能なWebサービスが見つかると、このボタンがクリック可能になる。
 

 INDEX
  [特集]NetDictionaryで始めるWebサービス・プログラミング
  第2回 Visual Studio .NETで作るWebサービス・クライアント
    1.ICD Webサービスを試す
    2.見出し語を検索する
    3.単語の意味を取得する
    4.Visual Studio .NETを起動する
    5.GUIを作成する
  6.Web参照を追加する
    7.追加されたWeb参照とプロキス・クラス
    8.ネームスペースの指定を追加する
    9.イベント・ハンドラを記述する
    10.アプリケーションを実行する
 
 特集 : NetDictionaryプロジェクト


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