Webサービス開発フレームワークの標準化に1歩前進、BEA

2002/10/19

トゥゲザーソフト・ジャパン代表取締役社長 脇本亜紀氏

 トゥゲザーソフト・ジャパン(トゥゲザー)と日本BEAシステムズは10月18日、「Together ControlCenter Accelerator for BEA WebLogic Workshop(TCC Accelerator for BEA WLW)」の提供を開始した。
 
 この製品は、BEAのWebサービス開発フレームワークである「BEA WebLogic Workshop」とトゥゲザーの統合開発プラットフォーム「Together ControlCenter(TCC)」の機能を連携したもの。Webサービスのモデリングや作成、デプロイ、テストまでの全作業をTCC上で行い、「WebLogic Workshop」のランタイム環境「BEA WebLogic Server」と連携を図ることが可能になる。トゥゲザーのWebサイトからダウンロード(無料)し、TCCにアドオンする形で利用する。米国では10月2日に発表している。

 「BEA WebLogic Workshop」と「Together ControlCenter」との連携の背景には、BEAサイドの「BEA WebLogic Workshop」拡販という意図がある(もちろんトゥゲザーサイドにもTCCの拡販という意図はある)。さらにその背後には、「BEA WebLogic Workshop」の最大の特徴であるJWSファイルでの(Webサービス用のコード作成/デプロイ方法の記述フォーマット。JSR181としてJCPに提案中)のWebサービス構築上の標準テクノロジーを狙うという意図もあるだろう。
 
 BEAとしてはトゥゲザーだけではなく、ほかの開発ツールベンダとも「BEA WebLogic Workshop」との“コラボレーション”を展開する計画だ。結果的に、今回トゥゲザーがいち早く「BEA WebLogic Workshop」との連携を果たしたわけである。

 「TCC Accelerator for BEA WLW」は、当面無料での提供となるが、トゥゲザー以外のIDEベンダが「BEA WebLogic Workshop」との連携を果たすことになれば、それぞれのアドオン製品は有料に転化していくものと考えられる。おそらくそのときには、「BEA WebLogic Workshop」がWebサービス開発の標準的なフレームワークとして成長している、という思惑が、BEAにはあるようだ。

(編集局 谷古宇浩司)

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