OMGのUML技術者資格試験、ようやくスタート

2003/10/2

 OMG認定のUML技術者資格試験が11月10日、ようやくスタートする。OMG認定技術者資格試験は、UMLで使われる用語や表記法に対する知識や、モデルの意味の理解を問うファンダメンタル(Fundamental)、オブジェクト指向分析・設計の基本知識、UML表記での簡単なモデリングの知識を問うインターメディエイト(Intermediate)、そしてデザインパターン分析の知識を問うアドバンスト(Advanced)の3レベルに分かれている。試験自体はどの試験から受験しても構わないが、下位の試験に合格していないと資格として認定されない。基本的にUMLのバージョンは2.0からの出題となる。

 11月10日に開始されるのは、3段階の試験のうち最も下位レベルに当たるファンダメンタルの試験。英語と日本語のどちらでも受験できる。試験時間は90分で、試験は択一、もしくは複数選択式。試験手続きなどはアール・プロメトリックで申し込める。あるUML開発経験者の話では、「ファンダメンタルの試験を入門と思って受けると落ちるかもしれない。(入門と思って受けると)非常に難しい」と語る。

 ファンダメンタルの試験開始後、12月10日にインターメディエイト、1月10日にアドバンストをスタートさせる予定。試験開始時から英語と日本語で行えるようにしたいという。

 OMG認定UML技術者資格試験の課題は、現時点で日本語によるUML2.0の解説がほとんどないことだろう。UML2.0の正式仕様書はOMGのWebサイトからダウンロードできる。しかし、2.0で拡張された部分がすべて正式にリリースされたわけではない、という状況が影響しているようだ。これらは、UML2.0の仕様が正式にリリースされるまで待つしかなさそうだ。そうなれば受験しやすい環境が自然と整っていくだろう。

 もう1つの課題は受験料。ファンダメンタルで3万円というのは、日本の実情から考えると多少高いと感じるエンジニアが多いかもしれない。その点についてUML教育研究所では、試験開始当初はキャンペーン価格などで受験料を実質的に値引きするような構想も持っているようだ。

 なお、本試験に先立ち、日本語版プレテストが10月17日〜28日にかけて実施される。この期間であれば受験料は1万円となる。ただし、この試験を受けるには、10月10日までに申し込む必要がある。また、人数に限りがあり、応募数が多い場合、一定の方法で受験者の選抜を行う場合があるという。参加条件として、受験後のアンケートへの協力や、可能であればプロモーション活動への協力、秘密保持契約の事前の合意が必要となるという。申し込みはUML教育研究所のWebサイトから行える。

(編集局 大内隆良)

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UML教育研究所

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