カーネギーメロン大学情報大学院日本校、神戸に開校

2004/11/27

兵庫県 企画管理部教育・情報局 情報セキュリティ課長 多田昌史氏

 兵庫県と米カーネギーメロン大学(CMU)は11月26日、「カーネギーメロン大学情報大学院日本校」を設立すると発表した。受講者は必修科目60単位、選択科目60単位、プロジェクト(共同研究)24単位の合計144単位を取得すればCMUの情報工学修士ー情報セキュリティ(MSIT-IS)の学位を得られる。履修期間は1年4カ月(1学期4カ月×4回)。2005年4月に開校し、9月に授業を開始する予定で、現在、兵庫県とCMUが準備作業を行っている。

 準備作業にあたっては、兵庫県が2005年3月末までに国内での運営母体となる財団法人を設立する。基本財産は1億円程度。5000万円を兵庫県が出し、残りの出えんを企業から募る。兵庫県は2003年6月末からCMUに日本校設置の要請を行っており、2004年11月24日に基本契約を締結した。実際の運営契約は、今後設置される財団法人とCMUが締結することになる(企画管理部教育・情報局 情報セキュリティ課長 多田昌史氏)。最初のキャンパスは神戸市中央区に設置する。

 授業はすべて英語で行うが、日本校専任教員による日本語での補講やTA(教育助手)によるフォローを用意する。常駐する教員はCMUが2名程度派遣する。CMU本校教員による遠隔授業や本校教員による直接授業(1学期に2〜3週間来日予定)も予定している。

 カリキュラムは、必修科目として「通信ネットワーク概論」「情報セキュリティ概論」「セキュリティアーキテクチャ及び分析」など6科目、選択科目として「ネットワークセキュリティ」「デジタル時代のプライバシー」など5科目と共同研究で構成される。カリキュラムの内容や学位取得のための必要単位数はすべてCMU本校と同様である。また、授業料についても本校とまったく同じである。学期ごとに1万5750万ドルで、日本円にすると約174万円。4学期分を合計するとかなりの高額になる。このため、財団では全額無利子貸付の奨学金制度を設ける。

 募集人員は約20人。入学許可は書類審査による。学士号を取得し、累積評定平均値(QPA)が3.0以上であること、学部課程でソフトウェアのデータ構造と確率論を履修していることなどの条件がある。もちろん、英語力は必須である。

(編集局 谷古宇浩司)

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カーネギーメロン大学情報大学院日本校の設置について

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