「10年ですべてIP電話に」、スカイウェイブが中小向けサービス

2005/7/6

 スカイウェイブは7月5日、これまで大企業向けに販売してきたIP-PBX「SkyIP-PBX」を利用し、従業員数が30人〜500人の中小企業向けのIP電話サービス「Skyビジネスフォン」をASP方式で7月11日に開始すると発表した。

スカイウェイブ 代表取締役社長 ロバート・ケリー氏

 初期費用は1端末1050円、IP電話端末のレンタル料、月額利用料は1端末、2415円から。一般加入電話への通話は8.4円/3分。ユーザーはIP電話機を社内LANに接続するだけで、外線交換サービスに加え、オプションサービスの留守電、着信・転送の設定、Web電話帳などが使えるようになる。Skyビジネスフォンは、スカイウェイブが借りるデータセンター内のSkyIP-PBX、Configサーバで提供する。

 電話番号は050で始まる。フュージョンコミュニケーションズのIP電話網を利用し、データセンターからユーザーLANへのIPネットワークの構築にはグローバルソリューションズが協力する。

 Skyビジネスフォンの特色は販売方法だ。Skywave Certified Professional(SCP)と名付けた導入コンサルタントの認定制度を設立し、そのコンサルタントが販売する形態を採る。SCPは5日間の研修と認定資格に合格することが必要で、顧客との契約成立によって報酬を得る契約形態になるという。スカイウェイブが東日本エリアを中心にSCPの募集、販売管理を行い、西日本エリアは「五ツ木書房」が担当する。

 スカイウェイブ 代表取締役社長 ロバート・ケリー(Robert Kelley)氏は、「日本の電話は10年以内にすべてIP電話になるだろう。ノウハウと人が不足し、日本企業の多くを占める中小企業に新サービスと導入コンサルタントは役立つだろう」と述べた。

(@IT 富嶋典子)

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