サイボウズ デヂエが“お手軽”強化、「DB市場に本格参入」

2005/10/25

 サイボウズは10月24日、Webブラウザで利用するデータベースソフトウェアの新版「サイボウズ デヂエ 6」を販売開始したと発表した。サンプルアプリケーションなどを豊富に用意し、従来からの“お手軽”路線をさらに強化。パートナー販売も増やす計画で、サイボウズでは「データベース市場に本格参入」と意気込んでいる。

 デヂエはスクリプトを知らなくてもWebブラウザで簡単にアプリケーションを開発し、利用できるデータベース。社員の労務管理や営業案件管理など社内向けアプリケーションとして利用するケースが多い。アクセス管理機能もあり、外部に公開するWebサイトでのアンケートの実施や集計、分析、パートナー向けの物流管理アプリケーションなどに使うこともできるという。デヂエはこれまで2500社以上、3000部門に導入。楽天もデヂエのユーザーで1000以上のアプリケーションをデジエで開発し、利用しているという。

サイボウズ デヂエ 6のトップページ。サンプルアプリケーションを用意している(クリックで拡大)

 新バージョンではサンプルとして11のアプリケーションを用意した。日報や社員名簿、営業の進ちょく管理などに利用できるアプリケーションで、ユーザーはアプリケーションを1から開発することなく、デヂエを利用できる。データベースに対してコメントを付ける機能も追加。ユーザー同士の意見交換など、グループウェア的な利用もできるようにした。アプリケーションから別のアプリケーションのテーブルを参照し、取り込める機能も実装した。

 サイボウズがデヂエで取り込みたいのは、ファイルメーカーやMicrosoft Access、Excelのユーザー。それぞれ長い歴史があり、データの蓄積もある。だが、クライアントソフトウェアが必要なことやファイル共有、バージョン管理が難しい面が弱点とサイボウズは指摘している。クライアントソフトウェアが不要で、ファイル共有やバージョン管理も可能として、デヂエを訴えていく考えだ。

 データベース市場への本格参入を目指し、パートナー経由の販売も強化する。デヂエを扱う「サイボウズ オフィシャルセールス パートナー」は15社。売り上げに占める間接販売の割り合いは3割で、7割は直接販売。サイボウズは定期的な勉強会などでパートナーの支援を強化する。

 価格はライブラリを20個作成までで年間10万円。無制限は年間60万円など。デヂエの試用版はWebサイトからダウンロード可能。月8000件以上のダウンロードを目指す。サイボウズはWebサイトのアンケートに答えたユーザーに賞品が当たる「データベースで恋の花咲く時もあるキャンペーン」を開始し、ユーザーをWebサイトへ呼び込む。

(@IT 垣内郁栄)

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サイボウズの発表資料

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