文書の変更、改ざんをチェック

PDF文書に電子署名、アンテナハウスが新モジュール発売

2007/08/07

 アンテナハウスは8月7日、PDF文書に電子署名を付けたり、付けられた電子署名を検証できるサーバ向けのモジュール「アンテナハウス PDF電子署名モジュール V1.0」を8月下旬に出荷開始すると発表した。PDF文書の変更や改ざんの有無を容易に検出できるという。

 PDF電子署名モジュールはサーバ上で稼働するコンポーネント。バッチ処理やアプリケーションに組み込んで使う。本体モジュールと、設定用の「GUI版設定プログラム」の2つで構成する。

 PDF電子署名モジュールを使ってPDF文書に電子署名を付けると、その後の変更は増分更新のみが許可され、変更された場合には確認できる。古いバージョンのPDFオブジェクトはそのまま残るため、PDF文書のバージョン管理にも使えるという。署名後にPDF文書に対する変更を制限できるMDP署名(証明用署名)や、タイムスタンプの付加にも対応する。

 コマンドラインのほか、APIとして.NET、Java、C++インターフェイスを提供する。Windows Server 2003のほか、2000、XP、Vistaで動作。エンドユーザーライセンス価格は52万5000円(税込)。開発ライセンスは21万円。

 アンテナハウスは同日、Extensible Stylesheet Language Version 1.1に対応したXML組版・閲覧ソフトウェアの最新版「XSL Formatter V4.2」を出荷開始したと発表した。

(@IT 垣内郁栄)

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