手元のPCでDVD-RWに書き込み
KDDIがDVDコンテンツのDL販売開始へ
2007/09/25
KDDIは9月25日、DVDと同等のデジタルコンテンツをダウンロード販売するサービス「DVD Burning」を27日に開始すると発表した。国内在住で6Mbps以上のブロードバンド回線を持つユーザーであれば、誰でも利用できる。
ダウンロードデータは、専用の書き込みツールを使い、オンザフライでDVD-RWに書き込む。対応するメディアはDVD-RWのみで、コンテンツは CPRM技術で暗号化されている。パッケージ版のDVDに比べ、音声や字幕のストリーム数が制限されているという違いはあるが、映像品質は同等という。
2時間映画1本分のダウンロードと書き込みにかかる時間は、実効速度20Mbpsの回線、2倍速書き込み対応のCD-RWドライブで約30分弱。 30〜50Mbpsの高速な回線と4倍速、6倍速対応のメディアを組み合わせることで所要時間は15分弱になるという。現在、CD-RWのメディア代は2倍速対応のもので1枚百数十円。4倍、6倍速対応のもので300〜500円。
ワーナーブラザーズ、吉本興業など内外の60社が、映画やドラマ、アニメなどのコンテンツを提供する。在庫リスクがないことから、パッケージとして未発売のものや、廃盤となったものも販売していくという。サービス開始時点で1000本のコンテンツを用意。年度末には5000本をそろえる。初年度で1万ダウンロードを見込む。
価格は500円前後からで、2980円でパッケージ販売されている新作で3割ほど安い1980円程度になる見込み。今後はDVDパッケージ発売と同時にコンテンツのダウンロード販売も行うという。
パッケージ販売より安く、レンタルと比べると手軽で一度購入した作品を手元に置いておけるというメリットがある。コンシューマ事業統括本部コンテンツ・メディア本部本部長の園田愛一郎氏は「これまでの流通やVOD販売に加えて、新しいDVDマーケットを創出できると確信している」と語った。
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