操作性、検索性を高める

「MSDN」「TechNet」をリニューアル、MSが年内に

2008/10/16

 マイクロソフトは技術者向けの情報サイト「MSDN」「TechNet」を年内にリニューアルする計画だ。新しいプラットフォームを採用し、操作性や検索性を高める。マイクロソフトは技術者支援を加速させていて、11月5日には米国本社のCEO スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏が技術者からの質問に答える機会を設ける。

 米マイクロソフトは各国でMSDN、TechNetのリニューアルを進めていて、米国サイトなどはすでに新しいプラットフォームに移行している。日本のMSDNTechNetも基本的には米国サイトに準じた形になる予定だ。マイクロソフトの技術者が執筆するブログや開発ツールへのリンク、動画での情報提供などを用意する。MSDN、TechNetについては「情報が探しにくい」という声があり、情報を探す技術者の質問にマイクロソフトの担当者がインスタント・メッセージで直接答える「人力検索サービス」も提供している。

msdn01.jpg 米マイクロソフトのMSDNサイト。日本サイトのリニューアルも米国サイトに準じた形となる

 また、マイクロソフトはバルマーCEOが技術者の質問に直接答える「Microsoft Developer Forum」を11月5日に開く。昨年の同イベントでは「今後の技術革新の方向性」「開発者としてのキャリアの育て方・磨き方」「国内IT産業の発展と、開発者の関わり方」の3つのテーマで質問を募集し、100以上の応募があったという(関連記事:米国が世界のソフトウェア市場で強い3つの理由)。

 今年は「日本の開発者としてマイクロソフトに期待すること」「開発者の職場環境、開発者が直面している課題」「マイクロソフト プラットフォーム戦略について (クライアント、サーバー、オンライン サービス)」のテーマで質問を募集する。昨年の出席者はマイクロソフトのパートナー企業の技術者が中心だったが、今年は一般技術者の参加も募っている。

 マイクロソフトは英文技術文書の日本語訳も進めていて、2008年3月から8月末までに1万ページを翻訳。さらに8月末から1年をかけて1万ページを新たに翻訳して公開するという。

 

(@IT 垣内郁栄)

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