Windows HotFix Briefings
(2004年6月18日版)

―― 修正プログラム適用に関する問題点、不具合情報の隔週レポート ――

DA Lab Windowsセキュリティ
2004/06/18

このHotFix Briefingsでは、HotFixの公開後に明らかになった問題点、不具合などの情報を隔週でまとめてお届けします。
 
[参考情報]
米MicrosoftがWindows XP SP2 RC2 英語版を公開

情報の内容 Windows XP向けService Pack最新版(開発途中版)の公開
情報ソース マイクロソフト
情報ページ Windows XP SP2 RC2 Preview(英文)
対象環境 Windows XP

 米Microsoftは、Windows XP向けの最新Service Packとして現在開発を進めているWindows XP SP2の出荷直前版(RC=Release Candidate)の第2版であるRC2をWebサイトに公開した。これは主にWindowsネットワーク管理者などがService Packの展開準備を行うために提供されるもので、一般エンド・ユーザー向けのものではない。原稿執筆時点(2004年6月17日現在)で公開されているのは英語版とドイツ語版のみで、日本語版は公開されていない(日本語版はWindows XP SP2 RC1が公開されている)。

Windows XP SP2のセキュリティ機能の詳細
Windows XPにまつわる不運な逆説
Windows XP SP2のセキュリティ機能概要

 Windows XP SP2では、セキュリティホールやバグなどを直す修正プログラムの集大成というだけでなく、パーソナル・ファイアウォール機能の強化とデフォルトでの有効化など、セキュリティ機能が大幅に強化される(詳細は参考記事を参照)。しかし特に企業ユーザーにとっては、SP2の適用でセキュリティ機能が強化されるのはよいが、設定が変更される影響で既存の業務アプリケーションなどが誤作動したり、使用不能になったりするのではとの懸念がある。詳細は不明だが、RC1に続きRC2が広く公開されるあたりを見ると、マイクロソフト自身もWindows XP SP2の提供にかなり慎重になっていると想像できる。

 Windows XP SP2の正式な公開時期は現時点でなお未定だが、業界筋のうわさでは7月〜9月とする声が強いようだ。とはいえ、今回のRC2版で何らかの問題が発覚すれば、発表時期はさらにずれ込む可能性もある。

 
[セキュリティ関連製品情報]
パッチ管理ツールHFNetChkPro4 日本語版が登場

情報の内容 パッチ管理ツールの発売
情報ソース ネットワールド
報告日 2004/06/16

 2004年6月16日、ネットワールドは、米Shavlik Technologies社が開発したWindows環境向けパッチ管理ツール「HFNetChkPro4」の日本語版を同日より発売し、7月20日から出荷すると発表した。Shavlikは、マイクロソフトが無償ツールとして提供していたパッチ適用状況確認コマンド「HFNetChk」の開発元である。またShavlikは、先ごろマイクロソフトが正式公開を開始したパッチ適用状況確認ツールのMBSA 1.2(Microsoft Baseline Security Analyzer 1.2)の開発元でもある。

MBSA 1.2日本語版の詳細
HFNetChkの使用法(TIPS)

 今回のHFNetChkPro4は、このHFNetChkの商用版として開発されたGUI版のパッチ管理ツールだ。HFNetChkやMBSAはパッチの適用状況を調査するだけであるが、このHFNetChkPro4ではパッチの適用も含めた、総合的な管理が可能である。

HFNetChkPro4 日本語版
Windowsシステムのパッチ適用状態のリモートからの確認、適用が可能なパッチ管理ツール。

UpdateEXPERT 5.1日本語版の詳細

 発表資料によれば、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003を管理可能で、Windows OS関連パッチからSQL Server、Exchange Serverなどのサーバ・ソフトウェア向けパッチも適用できるという。価格は管理対象のコンピュータが100台の場合で33万円となっている。

UpdateEXPERT 5.1日本語版
2003年1月末より発売されているWindowsパッチ管理ソフト。

 パッチの適用状態の調査から、その適用までをカバーする総合的なパッチ管理ツールとしては、すでにアップデートテクノロジー社が米St.Bernard社開発のUpdateEXPERT 5.1日本語版を販売している(アップデートテクノロジー社のホームページ)。少し前から、米国では複数のパッチ管理ツールが激しいシェア争いを繰り広げていたが、いよいよ日本国内でもパッチ管理ソフトウェアが注目を集めることになりそうだ。

 
[新サイト情報]
マイクロソフトがセキュリティ・ガイダンス・センターを開設

情報の内容 ITプロ向けセキュリティ情報ポータルの開設
情報ソース マイクロソフト
報告日 2004/06/02

 2004年6月2日、マイクロソフトは、ITプロフェッショナルを対象とするセキュリティ情報ポータル「セキュリティ・ガイダンス・センター」を開設した。

 サイトを見ると、トレーニング情報や各種セキュリティ関連ツール、セキュリティ関連ドキュメント情報などが一覧になっている。役に立つツールやドキュメントなどが新たに紹介されていないかを定期的にチェックするとよいだろう。

マイクロソフト セキュリティ・ガイダンス・センター
ITプロフェッショナルを対象とするセキュリティ情報ポータル。トレーニング情報やセキュリティ関連ツール一覧、各種セキュリティ関連ドキュメントのインデックスになっている。
 
[脆弱性情報]
Internet Explorerの未解消の脆弱性について

情報の内容 IEの脆弱性
情報ソース セキュリティ関連の掲示板など
報告日 2004/06/10
MS Security#
MSKB#
対象環境 Internet Explorer

 米国のセキュリティ関連の掲示板などにおいて、Internet Explorer(IE)の未解消の脆弱性を悪用して、ポップアップ広告表示用のツール・バーを自動的インストールしている業者がいると報告された。併せて、IE 6.0のアドレス・バーを偽装する攻撃手法も公開されている。

 悪用されている脆弱性は、セキュリティ・ベンダによってすでに報告済みのものである。マイクロソフトは、この脆弱性を解消する修正プログラムをまだ提供していない(原稿執筆時点)。攻撃が仕掛けられたサイトを訪問しないかぎり攻撃は受けないが、具体的な攻撃手法や、攻撃プログラムの存在が明らかになったことで、類似の攻撃が広がる可能性はある。素性のしれないサイトへのアクセスには十分注意する必要がある。またIEの挙動が突然変わったなどの問い合わせを受けた場合には、この問題を疑ってみる必要がある。

 
[脆弱性情報]
RealPlayerで任意のコードが実行可能となる危険性

情報の内容 RealPlayerの脆弱性
情報ソース RealNetworks/eEyeなど
報告日 2004/06/09
MS Security#
MSKB#
対象環境 RealOne Player 英語版/RealOne Player v2 全言語版/RealPlayer 10 英語版、ドイツ語版、日本語版/RealPlayer 8 全言語版/ RealPlayer Enterprise 全言語版

 ストリーミング・プレイヤー・ソフトウェアを提供するRealNetworksは、同社のRealOne Player/RealPlayer(以下、RealPlayer)に脆弱性があり、攻撃者により任意のコードが実行される危険があることを明らかにし、問題を解消する修正プログラムの提供を開始した。

 RealPlayerは無償ダウンロードが可能で、音楽データや動画データの再生用ソフトウェアとして広く利用されている。この脆弱性は、攻撃者の任意のプログラム実行を許容してしまう深刻なものだ。攻撃用サイトにアクセスすると、コンピュータの制御を完全に奪われ、破壊や情報漏えいにつながる危険がある。RealPlayerを利用している場合は、今回提供された修正プログラムを早期に適用する必要がある。

 
そのほかの不具合情報、追加情報
 
 Windows HotFix Briefings

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