| [PowerShell] | |||||||||
PowerShellでテンプレートを使ってメールを一斉配信する
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| 解説 |
TIPS「テンプレートを元に複数のメールを一括配信する」では、WSH(Windows Script Host)を利用したメールの一括配信について紹介した。本稿では、これをPowerShell上で行う方法について紹介する。
そもそも、WSHでメール送信を行うには1つ制限があった。というのもWSHは標準ではメール送信のためのライブラリを持っていないため、先のTIPS記事では、メール配信のためのBasp21というコンポーネントを別にインストールして利用していたのである。
だがPowerShellでは.NET Frameworkが提供する潤沢なライブラリ群をそのまま利用することができる。これらを使えば、追加コンポーネントのインストールなどは行うことなく、PowerShell標準の機能だけでメール送信を実現できる。
本TIPSでは、Microsoft Accessで管理されたメール・アドレス情報を基に、PowerShellでメールを一斉配信する例を紹介する。また、配信するメール本文は差し替えが容易となるように、テキスト・ファイルとして外部ファイル化すると同時に、本文中には動的に変更可能な「変数」を含められるものとする。
| 操作方法 |
| *注意 |
PowerShellを利用するには、あらかじめシステムにユーザー自身がインストールしておく必要があります。具体的なインストール方法については「PowerShellをインストールする」を参照してください。 |
手順1――メール・アドレス管理用のAccessのデータベース・テーブルを用意する
メール・アドレス管理用のテーブルを、あらかじめAccessデータベース上に作成しておこう。データベースのファイル名は「mail.mdb」、テーブル名は「mail」とする。もちろん、ファイル名・テーブル名ともに自由に変更して構わないが、その場合には以下のコード中の該当個所も変更の必要があるので注意してほしい。mailテーブルのレイアウトは以下のとおりである。
| フィールド名 | 用途 | データ型(文字長) |
| 送信先メール・アドレス | テキスト型(255) | |
| name | 本文中で参照する名前 | テキスト型(50) |
| mailテーブルのフィールド・レイアウト | ||
| 送信先のメール・アドレス情報を格納したテーブルを、Accessでこのように作っておく。サンプルのmail.mdbファイルは、以下のサンプル・コードとともに ここ に用意しておくので、参考にしていただきたい。 | ||
定義したテーブル内には、適宜必要に応じて、配信先となるメール・アドレスと受信者の名前をセットしておくこと。
手順2――メール送信用の基本データを用意する
次に、メールの本文データをテキスト・ファイルとして用意しておこう。ファイル名は「mail.dat」とする。データベース・ファイルと同様に、ファイル名は自由に変更して構わないが、その場合にはコード中の該当個所も変更の必要があるので注意してほしい。
mail.datに含まれるメール本文は、以下のとおりであるものとする。
※ファイル:mail.datの例。内容は適宜変更すること |
メール本文には「{フィールド名}」の形式で変数を埋め込むことができる。例えば、「{name}」は「mail」テーブル内の「name」フィールドの値で実行時に置き換えられる。本サンプルでは、このように本文中に変数を含めることで、受信者ごとに変更する情報を、データベース内で一元管理することができる。変数を追加した場合には、データベース上にも対応するフィールドを追加するだけでよい。
なお、もしも「{フィールド名}」に対応するフィールドがデータベースの該当するテーブルに存在しない場合、変数は記述されたそのままの形式で残ってしまうので注意すること。
手順3――テキスト・エディタでPowerShellのコードを入力する
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最後に、mail.dat、mail.mdbからメール送信用のデータを取得し、実際のメール送信処理を行うためのPowerShellスクリプトを記述してみよう。
テキスト・エディタ(メモ帳でもなんでもよい)を開き、以下のコードを入力してほしい。なお、「#」で始まる行はコードの意味を解説するためのコメント部分なので、省略しても構わない(メール送信のロジックそのものは、関連記事を参照していただきたい)。
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| ※ サンプル・ファイルMailTransfer.ps1をダウンロードするには、ここ をクリックしてください。 |
PowerShellスクリプトの実行ファイルは拡張子を「.ps1」とする必要がある。ファイル名自体は何でも構わないが、ここでは「MailTransfer.ps1」という名前で保存しておこう。なお冒頭にあるリスト内の赤太字の部分は、サンプルでは仮の値をセットしている。このままでは正しく動作しないので、それぞれ自分の環境に合わせて値を書き換えていただきたい。
手順4――PowerShellのスクリプト・コードを実行する
| *注意 |
PowerShellでスクリプト・ファイルを実行する場合には、あらかじめいくつかの設定を行っておく必要がある。詳細については、「Windows PowerShellコマンド&スクリプティング入門(後編))」を参照していただきたい。 |
MailTransfer.ps1を実行するには、PowerShellのプロンプトを開いたうえで、以下のようにコマンドを実行すればよい(カレント・フォルダにスクリプトが保存されているものとする *)。
PS > ./MailTransfer.ps1 |
その際、mail.datがMailTransfer.ps1と同一のフォルダ中に存在しない場合や、指定したSMTPサーバやデータベース・ファイルへのパスなどが間違っている場合などには、スクリプトが正しく動作しない可能性があるので、注意すること。mail.mdbで管理しているあて先リストに、以下のようなメールが届いていれば成功だ。![]()
![]() |
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| 一斉配信されたメールの例 | |||
| 本文冒頭のあて先に、データベースで管理された受信者名がセットされていることが確認できる。 | |||
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| 「Windows TIPS」 |
ホワイトペーパー(TechTargetジャパン)
- WindowsTIPS (2010/3/19)
− [シャットダウン]ボタンの設定を変更する
− WINSサーバをインストールする
− WINSサーバをnetshコマンドで管理する - Windows 7のファイアウォール機能 (2010/3/18)
Win 7のファイアウォールの概要解説。ルールセットを切り替えるプロファイル機能が強化され、ドメインでもVPNでも、適切なルールが自動選択される - 第212話 プリンタ用紙 (2010/3/16)
致命的なディスク・クラッシュが起きる確率は、クラッシュによってもたらされる被害の大きさに比例する… - WindowsTIPS (2010/3/12)
− 不要なアドオンを無効化してIE8の起動を高速化する
− IE8のソース表示エディタを変更する
− RRASのNATでポートマッピングを定義する
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