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信頼性モニタでVistaシステムの安定性をチェックする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2007/05/11
 
対象OS
Windows Vista
システムにエラーなどが発生した場合、それらはすべてイベント・ログに記録される。
Vistaの信頼性モニタでは、ログに記録されたイベントに基づいてシステム安定性指数を計算し、システムが安定して稼働しているかどうかを簡単に判断できるようにしている。
このグラフを見ると、いつ重大なイベントが起こったかなどを簡単に把握できる。
 
解説

 Windows Vistaではシステムを管理するための機能が強化、追加されている。そのうちの1つである「信頼性モニタ」ツールを使うと、システムが安定的に稼働しているかどうかを簡単に調べることができる。そして安定性に欠ける場合は、その原因(となるイベント)を容易に見つけることができる。本TIPSでは、この信頼性モニタについて紹介する。

操作方法

 信頼性モニタを起動するには、[スタート]ボタンをクリックしてメニューを表示させ、検索文字列ボックス([検索の開始]という文字列が表示されている入力欄)に「信頼性モニタ」と入力して[Enter]キーを押す。もしくは[管理ツール]メニューの[信頼性とパフォーマンス モニタ]を起動するか、[スタート]ボタンの[コンピュータ]を右クリックして[管理]を実行する。そして[コンピュータの管理]−[システム ツール]−[信頼性とパフォーマンス]−[モニタ ツール]−[信頼性モニタ]を選択する。すると右側ペインに[信頼性モニタ]のウィンドウが表示される。

信頼性モニタの画面
信頼性モニタを起動すると、システムの安定性のグラフとシステムに起こったイベントなどが簡単に確認できる。
  これを選択すると、右側ウィンドウに信頼性モニタが起動される。
  信頼性モニタのウィンドウ。
  システムの安定性指数のグラフ。時間的には、左側が古く、右側が新しい。一番右端が現在(本日)の状態。
  システムの安定性指数(インデックス)。最低は1、最高は10で、10になるほどシステムの安定性が高い。
  着目している日付。この日付の安定性指数がに表示されている。
  何らかのイベントが記録されていると、このようなマークが表示される。何のマークも表示されていないところは、イベント・ログに記録がない、つまりシステムに問題はないという意味。この場合は、ソフトウェアのインストールなどが行われたということを表している。
  この5つのカテゴリごとにイベントがのようなアイコンで表示される。
  安定性レポート。で選んだ日付のイベントが表示される。

 このウィンドウの右側に表示されているのが、システムの安定性を表す指数(インデックス)のグラフと、それに関するイベントである。ウィンドウ右上に表示されている数値()はシステム安定性指数といい、システムが安定に運用されているか、問題が発生していないか、ということを表している。これを日付順に折れ線グラフにしたのがである。

 システム安定性指数の数値は1から10の範囲であり、1が最も安定性に欠ける状態、10が最も安定している状態である。この数値は、システムに発生したイベントに基づいて計算されている。具体的には、イベント・ログにエラーや警告などが記録されると、インデックス値は低下し、ログに何も記録されないか、問題が起こっていなければ徐々に数値が回復する(数値が10に近づく)。上の例では、グラフの左から3分の1程度のところに大きな谷(数値が急に下がっている場所)があるが、ここでエラーが多発したことを表している([アプリケーション エラー]のところに赤いアイコンが表示されている)。

 マウスで該当する日付をクリックして、の矢印をエラーの場所へ移動させると、次のように、そのエラーの内容を確認できる。

安定性指数が低下した場所を調査する
2007/04/20にシステムの安定性指数がそれまでの10から急に下がっているので、その詳細を調べてみる。
  10.0だった指数が、この日に急に低下している。
  赤いアイコンで、[アプリケーション エラー]イベントが記録されていることが分かる。
  この日のイベントを調査してみる。
  この日の安定性指数は5.77。
  [ソフトウェアのインストールまたはアンインストール]に関するイベント。この例では、XNA Game Studioなどをインストールしている。
  [アプリケーション エラー]に関するイベント。この例では、開発中のサンプル・アプリケーションSample1.exeがエラーを起こしていたようである。

 この例では、XNA Game Studioなどの開発ツールをインストールし、その後実行したアプリケーションがエラーを起こして、それがログに記録されたようである。アプリケーション以外にも、例えばデバイス・ドライバやハードウェアがエラーを起こした場合にも安定性指数は低下する。

 このように、信頼性モニタの画面を見るだけで、システムが安定稼働しているかどうかや、システムに起こったイベントを簡単に見つけることができる。従来のイベント・ログ・システムでは、発生したイベントを時系列に沿って一望するのが難しかったので、システムがいつ不安定なったのか、その原因は何か、といったことを判断するのは簡単ではなかった。だがWindows Vistaではこの信頼性モニタにより、システムの状態を容易に把握できる。End of Article

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