韓国テルテンがベータ提供

ブログ画像、テキストの盗用を防ぐ――しかも無料で

2007/04/02

 情報発信や情報共有の手段としてブログを活用する例が増えている。一般ユーザーをはじめ、企業の利用も多い。一方、問題視されているのがブログのテキストや画像などの盗用だ。教育機関では生徒画像の悪用を恐れて、画像にマスクをかけたり、画像の掲載そのものを避けるケースもある。韓国テルテンの日本法人が4月2日にベータサービスを始めたソリューション「WebShell」(ウェブシェル)は、ブログの盗用を防ぐ技術だ。4月30日までのベータ期間中は無料で使える。

 WebShellは、閲覧者によるブログやWebサイトのページ印刷、画像とテキストの保存、ソース表示、画面キャプチャ、クリップボードへのコピーをできなくする。閲覧者が、WebShellを設定したブログやWebサイトにアクセスするとJavaScriptを読み込んで、ActiveXコントロールをダウンロード。このActiveXコントロールが閲覧者の行動を制限する。

 ActveXコントロールのダウンロードやJavaScriptの機能をオフにしている場合は、Webページが表示されない。対応するWebブラウザはInternet Explorer 5.5以上だが、7.0は未対応。テルテンは「対応予定」としている。Mozilla Firefox、Operaの対応は未定だ。

 WebShellの利用者はブログ、WebサイトのHTMLに、テルテンが指定するJavaScriptを追加する。HTMLを編集でき、JavaScriptの利用が許可されているブログならWebShellが使えるという。テルテンは以下のブログでの利用を確認している。

  • ライブドアブログ
  • FC2ブログ
  • ヤプログ!
  • シーサーブログ
  • JUGEM
  • ココログ

 今回提供するのはテルテンが1月に発表したWebShellのサーバ製品をASPで提供するサービス。4月30日まで無料で利用できる。本サービスは5月を予定していて、非商用個人は無料。商用個人と法人は、Web1ページ当たり525円、ブログ1テンプレート当たり525円が必要。利用は最低10ページ、6カ月からの契約となる。

 

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(@IT 垣内郁栄)

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