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ファイル交換ソフトウェア

【ファイル・コウカン・ソフトウェア】

最終更新日: 2001/02/09

 インターネットを経由して、クライアントPCどうしが直接ファイル交換を行えるようにしたソフトウェア。MP3データに特化して、音楽データを交換可能にしたNapsterが先駆けとなり、その後同様のメカニズムを用いたファイル交換ソフトウェアが多数出現した。

 1999年後半、MP3フォーマットの音楽データを、インターネット上のユーザー同士で交換するソフトウェアが登場して急速に普及し、音楽関係者を震撼させた。この先駆けとなったのがNapster(ナプスター)と呼ばれるソフトウェアである。

 Webサーバに代表されるインターネット上の情報サービスでは、サーバ側にコンテンツを用意しておき、クライアントからの要求に応じてこれを配信する形式が一般的である。これに対しNapsterでは、コンテンツ(MP3フォーマットの音楽データ)はサーバにはなく、各クライアントのディスクの中にあるという点が大きな特徴である。Napsterクライアントをインストールして起動すると、インターネット上にあるNapsterの情報サーバに自動的に接続され、このとき、自分が所有する公開可能なMP3データ一覧がサーバ側に送られる。こうしてNapsterサーバに接続したら、以後は曲名やアーティスト名などから、目的とする曲を検索できるようになる。検索した曲はダウンロードできるが、この場合でもNapsterサーバは曲データが存在する別のクライアントの情報を提供するだけで、曲データのダウンロード自体は、クライアント間で直接行われる。つまりNapsterに接続したクライアントは、同時に他のクライアントにMP3データを送信するサーバとしても機能することになる。

 このようにユーザーからすれば、Napsterを利用することで、無償でMP3の音楽データを入手することができる(そしてダウンロードしたMP3データは、デフォルトで他のクラインアントに対して公開される)。こうして交換される音楽データが、ユーザーが自分で作曲・演奏したものばかりならば問題はないが、実際には市販の音楽CDなどからMP3に変換したデータが交換されているのが実情である。このためNapsterの行為は著作権侵害にあたるとして、複数の音楽関連団体などが訴訟を起こしており、その行方が注目されている。また最近では、あらゆるデータをMP3ファイルのように取り扱うことで、Napsterのしくみを使って他の形式のファイル交換を可能にするWrapsterというソフトウェアも登場した。

 Napsterは、他のクライアントが公開しているMP3データを検索するなどのためにサーバが存在していたが、このサーバすらなくして、クライアント同士だけですべてのデータ交換を行えるようにしたgnutellaというソフトウェアも話題になっている。このgnutellaでは、コミュニティにいる誰か1人のクライアントを指定すれば、後は数珠繋ぎに他のクライアントともファイル交換が行えるようになっている。

 Napsterやgunutella以外にも、同様のしくみを使ってインターネット上でのファイル交換を可能にするソフトウェアが複数登場している。

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