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最小化 (minimize)

最終更新日: 1999/05/25

 Windowsシステムにおいて、ウィンドウを一時的に非表示にすること。ウィンドウを最小化すると、ウィンドウは非表示になるが、プログラム自体は実行されたままの状態になっており、ユーザーが指示することで、最小化する直前の状態で(作業状態を維持したままで)ウィンドウを再表示することが可能である。

 初期のWindows 3.xでは、実行中のプログラムを最小化すると、そのプログラムに対応するアイコンがデスクトップに表示されるようになっていた。つまりWindows 3.xでは、実行中のアプリケーションは、デスクトップに通常のウィンドウの状態か、アイコン化された状態のいずれかで表示される。この際、アイコン表示は、実行中のプログラムを「最小」のウィンドウとして表示したもので、これをマウスでダブルクリックすることで、最小化されたアイコンの状態から、通常のウィンドウ表示へと変化する仕様になっていた。この当時、最小化とは「アイコン化」と同義であり、実際にどちらで呼ばれる場合もあった。

 これに対しWindows 95では、ユーザーインターフェイスが大幅に見直され、現在のように改良された。この新しいユーザーインターフェイスでは、Macintoshのそれと同様に、デスクトップには実行中のプログラムではなく、「マイコンピュータ」や「ネットワークコンピュータ」、「ごみ箱」など、頻繁に利用するオブジェクトが配置されるようになった。変わりにWindows 95では、タスクバーとよばれる部品が(デフォルトでは)画面の最下部に追加され、実行中のプログラムは、このバーの内部にボタンとして一覧される。ユーザーはこのボタンをクリックすることで、テレビのチャンネルを切り替えるように、アクティブなアプリケーションを切り替えることが可能である。

 Windows 95以降のインターフェイスでウィンドウを最小化するには、ウィンドウのタイトルバーの左端にあるウィンドウアイコンをクリックし、表示されるシステムメニューの[最小化]を実行するか、タイトルバーの右端にある3つのボタンのうちの左端にある[最小化]ボタンをマウスでクリックすればよい。

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