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EasyBCDを使ってWindowsのブート情報(BCDストア)をGUIで編集する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2010/05/14
2010/07/23 更新
対象OS
Windows Vista
Windows 7
マルチブート環境やVHDブート環境を構築する際、Windowsのブート情報(BCDストア)の編集が必要になることがある。
bcdeditを利用すれば編集できるが、コマンドライン・ツールのため必ずしも使いやすいとはいえない。
EasyBCDツールを利用すれば、GUIで簡単にBCDストアの編集ができる。

解説

 Windows Vista/Windows Server 2008以降のWindows OSではブート・メカニズムが抜本的に変更され、ブート時に使用する情報はBCD(ブート構成データ)ストアに格納されるようになった。これに伴い、ブート情報を変更する方法も以前とは異なり、bcdeditというコマンドライン・ツールで行うようになっている。

bcdeditでブート・メニューの表示順序やデフォルトを変更する
bcdeditでブート構成情報をバックアップ/リストアする
bcdeditでブート・メニューの項目を追加する
bcdeditでVista/Windows Server 2008のブートOSメニューを変更する

 通常、BCDストアを変更する必要性はそれほどない。しかし、「Windows 7新時代 第11回 Windows 7のVHDブートを試す」で解説しているように、仮想ディスク(VHDファイル)からのブートを行いたいような場合は、BCDストアの編集が必要となる。そのほか複数のOSをインストールしたマルチブート環境でも、BCDストアを編集して、デフォルトで起動するOSを変更したいこともあるだろう。

 しかしBCDストアは、ブートに関わるものだけに編集に失敗すると、Windows OSが起動しなくなってしまう可能性もある。また同じような情報をコマンドラインで登録しなければならないことから、設定ミスも起こりがちだ。

 そこで本稿では、BCDストアをグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)を使って簡単に編集できるフリーソフトウェア・ツール「EasyBCD」を紹介する。

操作方法

  EasyBCDは、NeoSmart Technologiesが開発・提供を行っている。以下のWebページの「EasyBCD Links」で[Download]ボタンをクリックして、EasyBCD 2.0.1のインストール・パッケージ(EasyBCD 2.0.1.exe)を適当な場所(%Windir%など)にダウンロードする。

 ダウンロードしたEasyBCD 2.0.1.exeを実行すると、インストール・ウィザードが起動するので、指示に従ってウィザードを進めればインストールが完了する。EasyBCD 2.0.1を起動すると、以下の画面が現れる。右側のテキスト・ボックスに表示されているのが、現在のBCDストアの内容だ。

EasyBCD 2.0.1の起動画面
EasyBCD 2.0.1を起動すると、現在のBCDストアの内容が簡易表示される。この画面の場合は、エントリが2件ある。
簡易表示のBCDストアの内容。
BCDストアを詳細表示するには、ここを選択する。→

EasyBCD 2.0のBCDストアの詳細表示画面
[Detailed(debug Mode)]を選択すると、BCDストアの詳細が表示される。この内容は、bcdeditツールを実行した際に表示されるものと同じだ。

 ではEasyBCD 2.0.1を利用して、VHDブートのエントリを追加してみよう。左側のEasyBCD Toolboxの[Add New Entry]ボタンをクリックし、[Operating Systems]の[Windows]タブを選択する。下側の[Portable/External Media]で[Virtual Disk]タブを選択し、「Name」にブート・メニューに表示する名前を入力し、「Path」でVHDファイルのパスを選択して、[Add Entry]ボタンをクリックすれば、VHDブートのエントリがBCDストアに登録できる。

EasyBCD 2.0.1の[Add New Entry]画面
ここで、新しいブート・エントリが追加できる。VHDブートのエントリを登録する場合、[Virtual Disk]タブを選択する。
この[Add New Entry]ボタンをクリックすると、この画面になる。
[Windows]タブを選択する。
VHDブートのエントリを追加する場合は、[Virtual Disk]タブを選択する。
「Name」にブート・メニューに表示する名前を入力し、「Path」でVHDファイルのパスを選択する。

 登録した結果は、EasyBCD Toolboxの[View Settings]ボタンをクリックすれば確認できる。

EasyBCD 2.0.1でVHDブート・エントリを登録した後の状態
EasyBCD Toolboxの[View Setting]ボタンをクリックすると、VHDブートのエントリが追加されていることが分かる。
追加されたVHDブートのエントリ。

 ブート・メニューの順番を変更したり、タイムアウトの時間を変更したりするには、EasyBCD Toolboxの[Edit Boot Menu]ボタンで行う。[Modify Menu Entries]の[Up]/[Down]ボタンで順番が変更できたり、[Rename]ボタンで名前(ブート・メニューの表示名)が変更できたりする。また[Delete]ボタンで、エントリの削除も可能だ。ただし起動可能なBCDストアがなくなってしまい、OSが起動しなくなる危険性があるので注意してほしい。

EasyBCD 2.0.1の[Edit Boot Menu]画面
ブート・メニューに表示される順番などが編集できる。
この[Edit Boot Menu]ボタンをクリックすると、ブート・メニューの表示順などが編集できるようになる。
エントリを選択し、[Up]/[Down]ボタンで表示順が変更できる。
エントリを選択し、[Rename]ボタンをクリックすると、表示名が変更できる。
エントリを削除したい場合は、[Delete]ボタンで行える。
ブート・メニューを表示しないようにする。Defaultで選択したエントリで起動される。
ブート・メニューのタイムアウト時間を指定する。

 なおEasyBCD 2.0.1では、BCDストアのバックアップも可能だ。EasyBCD Toolboxの[BCD Backup/Repair]ボタンで表示される画面で、[Backup Settings]ボタンをクリックすれば、その上で指定したパスに現在のBCDストアが保存される。リストアするには、バックアップしたBCDストアのパスを指定し、[Restore Backup]ボタンをクリックすればよい。編集前にBCDストアをバックアップしておくとよいだろう。End of Article

EasyBCD 2.0.1の[BCD Backup/Repair]画面
ここで、BCDストアのバックアップ/リストアが行える。BCDストアの編集前にバップアップをとっておくとよい。
この[BCD Backup/Repair]ボタンをクリックすると、BCDストアのバックアップ/リストアが行える。
保存先のパスを指定し、[Backup Settings]ボタンをクリックすれば、BCDストアのバックアップが行える。
バックアップしたBCDストアのパスを指定し、[Restore Backup]ボタンをクリックすれば、BCDストアのリストアが行える。

更新履歴
【2010/07/23】 EasyBCD 2.0.1が正式リリースされたため、ダウンロード先などの情報を更新しました。

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