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DNSサービスのルート・ヒントを変更する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ
2003/12/06
 
対象OS
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
DNSサービスは、ルートDNSサーバを基にして、階層的に構築されているサービスである。
2002年11月にルートDNSサーバの1つのIPアドレスが変更された。
ルートDNSサーバが変更された場合は、DNSサービスの設定を変更する必要がある。
 
解説

 DNSの仕組みを簡単に述べると、クライアントからのDNS名前解決要求を受けて、該当するレコードに関する登録情報を検索し、その結果をクライアントへと返すというサービスである。例えばwww.example.jpのIPアドレスを検索したいとすると、DNSのクライアントは、(一般的には組織内部に設置されている、ローカルの)DNSサーバにwww.example.jpのIPアドレスを問い合わせる検索コマンドを発行する。するとそのDNSサーバは、example.jpのDNSサーバにwwwという名前の情報を取得するように問い合わせる。だがexample.jpのDNSサーバのIPアドレスはどうやって知るのかというと、それはjpドメインのDNSサーバに問い合わせて取得することになっている。では、jpドメインのDNSサーバのIPアドレスはどうするのかというと、「ルートDNSサーバ」と呼ばれる、特別なDNSサーバに問い合わせることになっている。このように、DNSサービスは階層的に構築されている。

 「ルートDNSサーバ」は、世界中のDNSサービスの大元となるDNSサーバであり、負荷分散や耐障害性の向上などのために、「A.ROOT-SERVERS.NET」〜「M.ROOT-SERVERS.NET」の全部で13台が定義されている(DNSやTCP/IPプロトコルの制約などにより、ルートDNSサーバは13台までしか定義できない)。これらのDNSサーバは、DNSのサービスのための基点となるサーバであるため、一般的にはDNSサーバの設定ファイルにあらかじめ記述されている。Windows 2000 Serverの場合は、デフォルトではC:\WINNT\SYSTEM32\DNS\CACHE.DNSファイルに含まれている。

 このような事情があるため、ルートDNSサーバのIPアドレスは不変であることが望ましいが、さまざまな事情により、変更されることもある。最近では2002年11月05日にルートDNSサーバの1つである「J.ROOT-SERVERS.NET」のIPアドレスが「198.41.0.10」から「192.58.128.30」に変更されている。

 ルートDNSサーバのIPアドレスが1つ変更されたといっても、1年以上経った今でも古いIPアドレスでのサービスがまだ続いているため(2003年12月現在)、すぐに変更しなくても構わないだろう。それに、たとえ使えなくなったとしても、ルートDNSはほかに何台もあるので、DNSの問い合わせ要求が1回失敗するだけであり、すべてのDNS要求が使えなくなるわけでもない(1回タイムアウトすると、今度は別のサーバへ問い合わせる)。とはいえ、変更しておくに越したことはない。

 Windows 2000 ServerのDNSサービスは、一番初めにDNSサービスをインストールして起動した直後にCACHE.DNSファイルを読み込み、それ以後は、(デフォルトでは)レジストリやActive Directoryからキャッシュ・データを読み込むことになっている。Windows 2000 Service Pack 4(およびWindows Server 2003)には、最新版のCACHE.DNSが含まれているので、これらを新規インストールしてからDNSサービスを起動した場合は、ルートDNSサーバの定義(「ルート ヒント」という)を修正する必要はないはずである。だが、それ以前からWindows 2000 Server上のDNSサービスを使い続けている場合は、手動で修正を行っておこう。ただし、DNS問い合わせをほかのDNSサーバへすべて委任するという、フォワーダのみのDNSサーバ構成の場合は、ルートDNSサーバを定義する必要はないので、修正操作は不要である。


操作方法

 DNSのルート・ヒントの内容を変更するには、DNSの管理ツールでDNSサーバ名を右クリックし、ポップアップ・メニューから[プロパティ]を選択する。

DNSサーバのプロパティの編集
ルート・ヒントを修正するには、DNSサーバの管理ツールで、該当するDNSサーバのプロパティを編集する。
  ルート・ヒントを修正するにはこれをクリックする。→

 ルート・ヒントは、「ルート ヒント」タブに含まれている。この中にある「J.ROOT-SERVERS.NET.」のエントリを見つけ(大文字/小文字はどちらでもよい)、IPアドレスを「192.58.128.30」に変更すればよい。

ルート・ヒント情報の修正
[編集]ボタンをクリックして、「J.ROOT-SERVERS.NET.」のIPアドレスを「198.41.0.10」から「192.58.128.30」に変更する。
  ルートDNSの定義はこの[ルート ヒント]タブに含まれる。
  「J.ROOT-SERVERS.NET.」のIPアドレス定義を変更する。
  これをクリックして、古いIPアドレスを削除し、代わりに新しいIPアドレスを入力する。

 ルート・ヒントを変更したら、念のためにDNSサービスを再起動し、正しく反映されているかどうかを確認しておく。End of Article

関連リンク
Windows 2000 Service Pack 4 のディレクトリ サービスに関する修正一覧(マイクロソフト サポート技術情報)
     
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